方言の文法

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  • サイズ A5判/ページ数 240p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784000271189
  • NDC分類 818.08
  • Cコード C3380

内容説明

個々の方言の記述にとどまらず、言語類型論的観点から、各方言の言語形式や変化のありようを世界の諸言語の中に位置づけて見る研究が盛んになってきた。日本語の諸方言に豊かな文法的多様性があり、共通語だけ、または個々の方言だけを見ていては気づかない一般化や発見が期待できるからである。一般言語学にも貢献しうる日本語方言文法研究の成果を紹介。

目次

第1章 格(名詞句の格形式を左右する三つの要因;類型論的観点から見た日本語方言の格 ほか)
第2章 自発・可能(日本語の自発;日本語の可能 ほか)
第3章 アスペクト・テンス(アスペクト、テンスとは;言語類型論的観点からみた方言文法 ほか)
第4章 モダリティ(方言の終助詞の意味分析の基本目標と記述のポイント;井波方言の終助詞の概観 ほか)
第5章 文法化(文法化と方言研究;「やる」「くれる」のダイクシス動詞化の過程 ほか)

著者等紹介

小林隆[コバヤシタカシ]
東北大学大学院文学研究科教授

佐々木冠[ササキカン]
札幌学院大学商学部助教授

渋谷勝己[シブヤカツミ]
大阪大学大学院文学研究科助教授

工藤真由美[クドウマユミ]
大阪大学大学院文学研究科教授

井上優[イノウエマサル]
国立国語研究所日本語教育基盤情報センターグループ長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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susu

0
方言をあくまで体系づけられた一言語として分析しており、類型論的な考察も多く面白かったです。可能形式の話で、行けるなどの可能動詞とレル/ラレルを、それぞれ接辞系・助動詞系と別に分けていましたが、同じレベルで扱ってよいのではないかと思いました。「のこと」の格助詞化の章では、こういうものを発見できたらどんなに楽しいだろうと羨ましく感じました。2014/02/14

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