内容説明
ポスト構造主義による安定的な主体の概念の解体は、フェミニズムに何をもたらすのか。われわれが自らの性的位置づけを選びとるに至る無意識の過程をめぐり、ラカンは男女2つの性を対立的なものとして捉えない図式を打ち出した。ファルス中心主義として激しい批判にさらされてきたラカン理論のなかにフェミニズムの進むべき新たな道をさぐる。
著者等紹介
ライト,エリザベス[ライト,エリザベス][Wright,Elizabeth]
元ケンブリッジ大学ガートン・コレッジ特別研究員。精神分析理論による文学研究。2000年6月死去
椎名美智[シイナミチ]
1956年生まれ。ランカスター大学大学院博士課程修了。法政大学教授。言語学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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