内容説明
マルクスの遺産を抜きに現在もないし未来も存在しない。そう言い切ってデリダは、共産主義の崩壊とともに歴史は終わったとするフランシス・フクヤマの主張を痛烈に批判した。デリダがマルクスの精神を呼び起こそうとしたのはなぜなのか?本書は、『マルクスの亡霊たち』に即しながら、デリダが生みだした脱構築という思考方法の理解に読者をみちびく。
著者等紹介
シム,ステュアート[シム,ステュアート][Sim,Stuart]
イギリス、サンダーランド大学教授。批評理論・文化理論
小泉朝子[コイズミアサコ]
1969年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。早稲田大学大学非常勤講師。イギリス文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。