出版社内容情報
敗戦と占領の下で,保守・革新の国内二極化に国際的な冷戦が重なった.国内民主化と国際平和とを不可分の課題として追求する「中立日本の防衛構想」(59年)や「革新ナショナリズム試論」(60年)など,刺激的な論考を収録.
内容説明
敗戦と占領の下で、保守・革新の国内二極化に国際的な冷戦が重なった。そのなかで新生日本を原点とする人びとは、国内民主化と国際平和とを、不可分の課題として追求してきた。その視点から脱軍事同盟のヴィジョンを示す画期的な「中立日本の防衛構想」、普遍的平和への使命を軸とする「革新ナショナリズム試論」など、刺激的な論考を収録。
目次
1 時代の背景(日本占領の国際環境;日本における国際冷戦と国内冷戦)
2 脱冷戦の追求(脱冷戦の構想;市民の平和運動;冷戦を超える;アジアへの姿勢)
著者等紹介
坂本義和[サカモトヨシカズ]
1927年、米国ロサンジェルス生まれ。小学校半ばまで、主として中国の上海に在住。1951年、東京大学法学部卒業。1954年、同大学法学部助教授、64年教授(国際政治)、88年定年退官、名誉教授。その後、明治学院大学教授、国際基督教大学平和研究所客員所員を経て、同顧問
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