1冊でわかる
法哲学

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  • サイズ B6判/ページ数 189,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000269025
  • NDC分類 321.1
  • Cコード C0332

内容説明

法とは何か?それはなぜ存在し、社会のなかでいかなる役割を果たしているのか?正義や権利、道徳にかんする問題とはいかなる関係を持つのか?法をめぐる主要な思想や学派について、自然法論、ベンサムやオースティンの法実証主義などの伝統的な理論はもちろん、H.L.A.ハートやドゥオーキンの法理論、ロールズの正議論、さらにデュルケームやウェーバーの社会学的アプローチ、批判法学やフェミニズム法理論まで、多岐にわたる理論をコンパクトに解説。法哲学のエッセンスを学ぶための格好の入門書。

目次

序説
1 自然法
2 法実証主義
3 解釈としての法
4 権利と正義
5 法と社会
6 批判的法理論

著者等紹介

ワックス,レイモンド[ワックス,レイモンド][Wacks,Raymond]
1946年生。香港大学名誉教授。法理論・人権論

中山竜一[ナカヤマリュウイチ]
1964年生。大阪大学大学院法学研究科教授。法理学・法思想史

橋本祐子[ハシモトユウコ]
1973年生。九州産業大学基礎教育センター准教授。法哲学

松島裕一[マツシマユウイチ]
1979年生。摂南大学法学部助教。法理学・法思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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greenman

6
西洋の法哲学を自然法、法実証主義、解釈としての法、権利と正義、法と社会、批判的法理論に分けて説明している。法の歴史を最初から解き明かすというよりもそれぞれの法の主義やその担保となる解釈に多大な影響を与えた人物を中心として、法律とはどのような文脈で考えられているかに重点を置かれており、いままで踏み込んだことのない法哲学を学ぶ僕にはありがたい。こうして法という存在を読んでいくと、絶対的な法律というのは効力を発揮している分には強いが、それを打ち破る解釈が常に存在するからこそその存在を保てているように見えてくる。2013/02/12

takizawa

6
オックスフォード大学出版局から出ているVery short introductionsシリーズ『法哲学』の翻訳。「法とは何か」系の入門書で自然法論からポストモダン法学に至るまでの学説史を追うスタイル。正義論と法概念論をうまいこと結び付けてるなぁと思った。法に対する社会学的アプローチについて1章割かれているのが特徴的(珍しい)。中山竜一先生の解説&文献案内も丁寧で◎。佐々木中『切りとれ、あの祈る手を』,一ノ瀬正樹『功利主義と分析哲学』あたりをフォローしているのが少し驚き。2011/05/18

光久 佑一

4
「1冊でわかる」シリーズですが、僕の中では相変わらず「理解できたか分からないけれども、何とか頑張って1冊読んでみた」シリーズです(笑) ジョン・ロールズの「無知のヴェール」を復習できたこと、ベンサムの法実証主義の側面に触れることができたこと、ポスト構造主義・ポストモダニズムという概念を知ることができたことが主な収穫かな。また何年後かに再読予定。2016/01/24

陽香

2
201103162016/02/19

CaLiLa

2
うん、わからん!!多分、入門書として読むより、副読本に利用した方が良いのかも……。2013/12/21

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