1冊でわかる
1冊でわかるヨーロッパ大陸の哲学

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  • サイズ B6判/ページ数 183,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000268721
  • NDC分類 133
  • Cコード C0310

出版社内容情報

大陸=ヨーロッパと英語圏の間に歴然と存在する文化的分裂.哲学もまた例外ではない.カント以後の哲学が直面する問題の大陸側からの素描を試み,この乖離を克服して哲学本来のあり方に立ち返る道を希求する.

内容説明

現代の哲学は現象学系の大陸哲学と英米系の分析哲学に乖離してしまい、「哲学」とひとくちに言えない状況です。本書は英語圏で大陸哲学を講じる著者が、カント以後の大陸哲学の足跡をたどり、批判・実践・解放やニヒリズムといったいくつかの鍵概念を手掛りにその特徴を描き出します。また、哲学が「知恵を愛すること」という本来の意味に立ち返るためにはどうしたらよいのかを模索し、科学主義でも非明晰主義でもない、第三の道を提唱します。

目次

1 知識と知恵のギャップ
2 大陸哲学の起源―カントからドイツ観念論への道のり
3 眼鏡とものを見る目―哲学のうちの二つの文化
4 哲学は世界を変えられるか―批判と実践と解放と
5 何をなすべきか―ニヒリズムへの応え方
6 誤解のケーススタディ―ハイデガーとカルナップ
7 科学主義と非明晰主義―哲学の伝統的苦境を回避すること
8 「敢えて賢者たれ」―理論の徹底研究と哲学の将来性

著者等紹介

クリッチリー,サイモン[クリッチリー,サイモン][Critchley,Simon]
大陸哲学、現象学。ニュースクール大学哲学科教授、パリ国際哲学カレッジ理事

佐藤透[サトウトオル]
1961年生。哲学。現在、東北大学大学院国際文化研究科助教授

野家啓一[ノエケイイチ]
1949年生。科学哲学。現在、東北大学大学院文学研究科教授
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

34

14
入門書ではあるがある程度勉強したひとが振り返るにもちょうどいい著作である。2017/10/19

さえきかずひこ

8
著者は人々がカントの著作の何をどのくらいそしてどの程度読んだかによって、哲学が大陸哲学と分析哲学に分岐したと考える。そして手を変え品を変え「大陸哲学と分析哲学双方に問題があるので批判的吟味がつねに必要だ。また、双方は建設的に批判し語り合ったうえで、よりよい哲学をめざなければならない」と主張を述べる。いささか優等生的な見解又ヘーゲル的な構成であるが、文章は機智に富み楽しく読める。とくに科学主義と非明晰主義両方の問題を論じるくだりで、メルロ=ポンティの現象学の方法に熱く期待を寄せている点は印象的で心に残った。2019/10/14

なつめいろ

3
大陸哲学と分析哲学の対話の必要性を説いた本。大陸哲学の個々の理論についてはほとんど立ち入らない代わりに、それらの共通の源泉の何であるかが論じられており、かなり異なる諸理論がなぜそれでも大陸哲学として括られるのかわかった。また、大陸哲学がああいう文体で書く動機も少しわかった。しかし、両陣営の対話の必要性という肝心の点の根拠については腑に落ちない所が多かった。特に分析哲学の欠陥として挙げられている、実践の問題を扱わないとか、科学主義に陥る危険性とか、現在そういう分析哲学が本当にあるんですかと聞きたくなった。2014/12/20

陽香

2
200406082016/03/04

Go Extreme

1
知識と知恵のギャップ 大陸哲学の起源―カントからドイツ観念論への道のり: フッサールかカントかー大陸哲学を始める2通りのやり方 大陸哲学とは何か 眼鏡とものを見る目―哲学のうちの二つの文化: いくつかの消えない固定概念 哲学は世界を変えられるか―批判と実践と解放と: 固有名か問題か 何をなすべきか―ニヒリズムへの応え方 誤解のケーススタディ―ハイデガーとカルナップ: 無からは何も生じない 科学主義と非明晰主義―哲学の伝統的苦境を回避すること:若干の知的警戒 「敢えて賢者たれ」―理論の徹底研究と哲学の将来性2022/01/02

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