出版社内容情報
「低開発」状況を規定する基本要因を「共同体」的構成に求め,その視角からブラック・アフリカの伝統的農業生産様式の実態を検討,共同体を揚棄するための土地制度・産業構造・人間類型変革の開発モデルを構想する.さらに低開発経済工業化の問題を,EECの発展を中心とする,現代資本主義の動向との関連において究明する.
内容説明
第三世界の開発はどのように構想できるのか。グローバル化のなかでいっそう困難を増しているこの問題に、経済史的知見から切り込んだ古典的名著。第三世界への深い共感と厳密な経済分析に支えられた本書は、いまなお豊かな示唆に満ちている。
目次
第1部 「低開発経済」分析の基礎視角(低開発国「工業化」の基礎条件―歴史的経験との対比において)
第2部 ブラック・アフリカ農業社会の基本構造―「低開発経済」分析序説(ブラック・アフリカにおける伝統的農業生産様式の基本的形態;外部経済との接触によるブラック・アフリカ農業社会の変容局面;ブラック・アフリカにおける「農業・土地制度の改革」―「土地改革」論の再検討の要請)
第3部 現代資本主義と低開発経済(ヨーロッパ経済共同体(EEC)とアフリカ―政治的「独立」と経済的「従属」の背景
経済統合と国民経済―方法論的視角から)
-
- 電子書籍
- 恋はほろにがく ハーレクイン・クラシッ…
-
- 電子書籍
- 恋するダイアリー ハーレクイン