岩波モダンクラシックス<br> 価値の社会学

岩波モダンクラシックス
価値の社会学

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  • サイズ B6判/ページ数 450,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000266659
  • NDC分類 361.41
  • Cコード C0336

出版社内容情報

文化・パーソナリティ・社会の相互関連を価値の問題を軸として考察する.即ち,文化の総体をその主体的行為者との関連で理解し,価値の次元に焦点を合せてとらえる.第1部は,行為,社会体系,責任,アノミーなどを扱った社会的価値に関する理論篇であり,第2部では,日本社会における価値体系の特質を鋭く観察し分析する.

内容説明

価値意識はどのようにして生まれるのか、価値にはどのような種類があるのか―価値をめぐる理論社会学的考察を前半に置き、後半では日本社会をフィールドに、罪と恥、死生観、同調の論理等に焦点をあてる。機能主義的な社会学を価値や理念の問題へと架橋しようとした独創的な社会学構築の試み。

目次

第1編 社会的価値の理論(行為の概念;社会体系のモデル;価値の制度化と内面化;責任の進化;アノミーの概念;市民社会と大衆社会)
第2編 日本社会の価値体系(価値体系の戦前と戦後;恥と羞恥;同調の諸形態;戦犯受刑者の死生観;戦後日本におけるアメリカニゼイション;日本人の連続観)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Olive

11
教科書というより社会学のバイブルともいえる一冊だろう. 価値はどこからうまれるのか.選択過程から生まれる.選択の原理は1手段の有効性,2価値の一貫性,3欲求充足にとっての適切性,この三つに尽きる.これらは社会,いや世界と密接につながる. 日本人の価値体系を,時代と国家と家族の関係に焦点を合わせ,西欧の理論と比較させながら論じる. 今生きてる私の理念の根幹をなすものが,何によってなされるのか,どのような作用をうけるのかを客観的な視点で学べた.2023/06/07

Olive

4
何度読んでもためになる.2023/07/04

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