鹿野政直思想史論集〈第2巻〉女性 負荷されることの違和

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  • サイズ B6判/ページ数 402p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000266451
  • NDC分類 081.6
  • Cコード C3321

内容説明

日本の「近代」がもたらした女性たちへの抑圧の構造は、人びとの意識をどのように拘束してきたのか。「女性にとって」という一貫した視点から、既存の歴史像を問いつづけてきた著者の女性史研究を集成する。

目次

1 戦前・「家」の思想(家庭見直し論のなかで;解体される実体と強化される理念;再編される実体と理念)
2 「女であること」への問い(ウーマン・リブの旗;身体と言葉の主題化;加担という視点の浮上;問い直される家族・家庭;女性学・フェミニズム)
3 負荷への挑戦(中山みきと平塚らいてう―「新しい女」の出現;与謝野晶子―産む性としての自負;市川房枝―婦選へと貫く意志;高群逸枝―家父長制に立ち向う;鹿島光代―女性史を築く;伊藤雅子―「主婦」性を洗い出す)