出版社内容情報
天皇の戦争責任や退位問題にかかわり長官在任中に作成した関連文書、田島宛書簡、さらに退任後の日記を選りすぐって収録し、「拝謁記」人名索引を付す。象徴天皇制のありようを模索し奔走する長官としての姿に加え、退任後は皇太子妃選考に大きな役割を果たすなど、晩年も皇室の行く末を案じ続けた田島の生涯が浮かび上がる。
内容説明
天皇の戦争責任や退位問題にかかわり長官在任中に作成した関係文書、田島宛書簡、さらに退任後の日記を選りすぐって収録し、「拝謁記」主要人名索引を付す。象徴天皇制のありようを模索し奔走する長官としての姿に加え、退任後は皇太子妃選考に大きな役割を果たすなど、晩年まで皇室の行く末を案じ続けた田島の生涯が浮かび上がる。
目次
田島道治冨永/望
長官退任後日記(一九五五~一九六八年、抜粋)
日本語書簡
英語書簡
田島道治関係文書
第七巻の概要とその意義
長官退任後日記解説
書簡・関係文書解説
著者等紹介
古川〓久[フルカワタカヒサ]
1962年生。日本大学文理学部教授
茶谷誠一[チャダニセイイチ]
1971年生。志學館大学人間関係学部教授
冨永望[トミナガノゾム]
1974年生。公益財団法人政治経済研究所研究員
瀬畑源[セバタハジメ]
1976年生。龍谷大学法学部准教授
河西秀哉[カワニシヒデヤ]
1977年生。名古屋大学大学院人文学研究科准教授
舟橋正真[フナバシセイシン]
1982年生。公益財団法人政治経済研究所研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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がんぞ
2
田嶋拝謁記の終巻、重要人物の陛下周辺へ要望の書簡などを収める/東京裁判主管のウェブの意見書は激烈なもので天皇を人非人、大和民族を滅ぼす運命に導いたと。戦争被害の少なかったオーストラリアの/皇太子の対外国人会見の服装について細かな指摘あり。英女王戴冠式臨席という一大イベントについては尚更/占領終結は昭和帝退位のチャンスではあった。だが12月23日にA級戦犯を処刑した呪いが/正田美智子に決まるまでの葛藤/小泉信三の至心のアドバイスはさすがと思わせる。かかる人物がいてこそ立憲君主制が維持できると彼方国と対比して2025/03/09
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