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出版社内容情報
21世紀,日本はアジアの海世界とどう向きあうのか.覇権争いと戦争を再び繰り返さず,共同と協調の海を創ることは可能か.先史の黒潮文化から近代の南洋出漁と海洋思想,そして現代まで,海のアジアと日本の関わりを多角的に提示.
内容説明
ひと・もの・文化が境界を越えて共振する二一世紀、日本はアジアの海世界とどう向きあうのか。「覇権と戦争の海」を再び繰り返すことなく、「共同と協調の海」を創ることは可能か。列島の基層文化を育んだ黒潮海流から、近世の陶磁ネットワーク、近代の南洋出漁と海洋思想、そしてグローバル化の進展する現代における環境・経済問題まで、海のアジアと日本の関わりを多角的に提示する。
目次
アジアの海と日本人(海を渡った日本人;アジアの海と日本の戦争―ダイバーたちの戦争)
歴史と文化(黒潮文化;伊万里とジャンクネットワーク;シーレーン思想の歴史と現在;海のアジアと越境的ネットワーク)
くらしと海(糸満漁民と東南アジア;カツオと南進の海道をめぐって;海・水俣病・アジア)
移動と交流(アジアに延びる古着の道;海の道と日本文化)
著者等紹介
村井吉敬[ムライヨシノリ]
1943年生。東南アジア社会経済論。上智大学アジア文化研究所
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。