一橋ビジネスレビュー 〈61巻3号(2013 WIN.〉 - 日本発の本格的経営誌 産学連携を問う

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A4判/ページ数 183p/高さ 28cm
  • 商品コード 9784492820605
  • NDC分類 335.05
  • Cコード C3034

出版社内容情報

「産学連携を問う シーズとニーズの新たな結合を目指して」を特集。イノベーションの手段として期待が大きい産学連携を取り上げる。

本特集では、イノベーションを生み出す手段として期待が大きい産学連携を取り上げます。この10年間、TLOの導入、日本版バイ・ドール法の導入、国立大学法人化、各種研究助成、地域クラスター等の様々な制度改革が行われてきましたが、産学連携の成功事例である日本発の抗体医薬品「アクテムラ」開発やノーベル賞受賞にも貢献した浜松ホトニクスのケースやアンケート調査などを通じ、産学連携がイノベーションの創出に与えた影響に関して検証を行うとともに、今後の産官学連携のあり方について展望します。特集編者は、産学連携・イノベーション研究に詳しい、赤池伸一・長岡貞男(ともに一橋大学教授)。主な執筆者は、上山隆大(慶應義塾大学教授)、七丈直弘(文部科学省上級研究官)、仙石慎太郎(京都大学准教授)、馬場靖憲(東京大学教授)、原泰史(一橋大学特任助手)。ビジネスケースでは、中国において「おもてなし」サービスを活用する資生堂、コークス炉化学原料化法による廃プラスチック処理技術の開発と事業化を行った新日本製鐵を取り上げる。インタビューコーナーには、岸本忠三大阪大学免疫学フロンティア研究センター特任教授(元大阪大学総長)が登場。

[特集第1論文]パスツール型科学者によるイノベーションへの挑戦
馬場靖憲 東京大学先端科学技術研究センター教授
七丈直弘 文部科学省科学技術・学術政策研究所科学技術動向研究センター上席研究官
鑓目 雅 東京大学公共政策大学院科学技術イノベーション・ガバナンス(STIG)特任准教授

[特集第2論文]アクテムラとレミケード
原 泰史 一橋大学イノベーション研究センター特任助手
大杉義征 一橋大学イノベーション研究センター特任教授

[特集第3論文]浜松ホトニクスにおける研究開発力の源泉
七丈直弘 文部科学省科学技術・学術政策研究所科学技術動向研究センター上席研究官
村田純一 文部科学省科学技術・学術政策研究所科学技術動向研究センター特別研究員
赤池伸一 一橋大学イノベーション研究センター教授
小笠原敦 文部科学省科学技術・学術政策研究所科学技術動向研究センターセンター長

[特集第4論文]産学連携とアクターとしてのアカデミアの意識
上山隆大 慶應義塾大学総合政策学部教授

[特集第5論文]産学公連携コンソーシアムによるオープン・イノベーション
仙石慎太郎 京都大学物質―細胞統合システム拠点准教授

[特集第6論文]産学共同発明から見た産学連携
赤池伸一 一橋大学イノベーション研究センター教授
細野光章 文部科学省科学技術・学術政策研究所上席研究官


[経営を読み解くキーワード] ソーシャル・マーケティング

[特別寄稿] デジタル経済のための創造的次世代市民ベンチャー構築へ向けて
ヨー・ヨンジン
[特別寄稿]知的機動力経営
野中郁次郎 一橋大学名誉教授
廣瀬文乃 一橋大学大学院国際企業戦略研究科特任講師
石井喜英 アメリカ海軍予備役少佐(海兵・航空医療士官)

[ビジネス・ケース]
資生堂――グローバル展開 中国における「おもてなし」サービスの活用
新日本製鐵――コークス炉化学原料化法による廃プラスチック処理技術の開発と事業化

[コラム]日本経営学のイノベーション 
小川 進 神戸大学大学院経営学研究科教授

「マネジメント・フォーラム]
成功する産学連携へ――“学”本来の存在意義を再認識すべき
岸本忠三 大阪大学免疫学フロンティア研究センター特任教授

【著者紹介】
一橋大学イノベーション研究センター(ヒトツバシダイガクイノベーションケンキュウセンター)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Michi

2
ビジネスケースが面白い、過去のケースを含めた一冊が欲しいなぁと思いましたら、ありました!オンデマンド印刷で発注できます。サービスの展開視点が良いですね。好印象。2014/04/01

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/7816681
  • ご注意事項

最近チェックした商品