内容説明
一人暮らしの増加など家族のありかたが激変し、人生の価値観も多様化しているいま、お葬式とお墓をどうするのか、だれが世話をしてくれるのか、ということも、大きく様変わりしている。増えてきている「家族葬」や生前戒名、合葬墓や一人で入れる永代供養墓、任意後見や生前契約―それらを、具体例とともに、わかりやすく解説する。関連の相談窓口なども収録。
目次
1 お墓の基本
2 お墓の問題と多様化
3 お葬式の基本
4 欧米葬儀事情
5 様変わりする葬送
6 自分の最期をどうするか
著者等紹介
小谷みどり[コタニミドリ]
第一生命経済研究所主任研究員。1969年生まれ。大阪府出身。奈良女子大学大学院修了後、ライフデザイン研究所(現・第一生命経済研究所)に入社。専門は生活設計論、死生学、葬送問題(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
犬養三千代
7
2006年8月発行。 発売から12年が経っている。しかし、十分な内容である。ラストページの市民団体の紹介などは増えてはいないのだと思う。 大蓮寺さんが筆頭にあげられている。 人と人とのつながりが希薄になっていくのだなと思った。2018/07/22
tjZero
4
コロナ禍で、老若問わず死へのリスクが高まっているので、”旅立ち”についての知識を蓄え、出来るだけの準備をしておくことは重要である。また、”三密”を避けるために、葬儀のあり方も変わっていくかもしれない。本書は、そうした”備え”へのヒントを与えてくれる1冊。2020/12/14
ココアにんにく
1
2週間前に読んだ小谷みどりさんの本がとても勉強になったので、昔の本も読む。無縁墳墓の写真61P古い型の墓だが積み上げられていて見ていてさびしいが歴史上の人物でもない限り永遠に続くものではないとあらためて思う。 勉強になったこと①生前に墓を買う人「埋葬の場所」より「死後の住まい」②「永代使用」使用者(の継承者)がいる限りで永遠ではない③札幌市の合葬墓1体1900円(2006年)④葬儀会館異業種参入1997年西宮北口エテルノ⑤関西以外の骨壷の大きさ大人が両手でかかえる程2015/11/28