出版社内容情報
「制度としての宗教」には隠されている魂の技法=非言語的な知のダークサイドを探る.禅と道教の心身のテクノロジー,ディオニュソスとバリ島の祝祭儀礼など,種々の神秘体験の表出にアプローチする脱領域的な方法.
内容説明
宗教に蓄積された心身のテクノロジー。見神から禅定まで―宗教体験を語る固有の方法とは。宗教の輝きと危うさと―生と死の新しいかたちを探る。
目次
1 モノの深さ―宗教における技術の問題
2 ディオニュソスの音楽―詩と身体(幻視する女たち―スペイン異端審問とジェンダー/セクシュアリティ;トランス・分裂・生成―闇のテクノロジー;道教の修行法と内丹法 ほか)
3 アンソロジー 闇の技法