出版社内容情報
生涯を通して、映画、芝居、そして野球を愛し続けた井上ひさし。本書には、著書未収録の著作から、これらをテーマとするエッセイを選りすぐって収録します。黒澤明をはじめ日本映画、洋画、ひょっこりひょうたん島、馬場のぼる、スワローズ、野茂、イチロー――観客としての熱狂は、後に芝居、小説など作品執筆に活かされました。
内容説明
好評『井上ひさし発掘エッセイ・セレクション』の第二弾。同姓同名であったが故に“井上ひさし研究家”となった井上恒氏作成の膨大な「著作ファイル」から、著書未収録のエッセイを選び抜き、テーマ別・全三冊に編みました。本書のテーマは、生涯を通して愛し観つづけたもの―日本映画、洋画、芝居、テレビ、絵画、漫画、野球などです。熱き思いで綴られたエッセイを選りすぐって収録。永遠の映画少年、野球少年がここにいます。
目次
1 永遠の映画少年(ある地方都市のハリー・ライム;洋画マイベスト10と好きな映画人 ほか)
2 テレビから芝居へ(演劇の思想性とやらを排す;かくして“日本人のへそ”の緒はとれた ほか)
3 写真・絵・漫画(“原爆写真家”福島菊次郎の心根;はみだした主人公たち ほか)
4 野球の本棚から(ことばの力;ぼくらスワローズファンの感激―待ってたんだバンビ! ほか)
著者等紹介
井上ひさし[イノウエヒサシ]
1934‐2010年。山形県東置賜郡小松町(現・川西町)に生れる。上智大学外国語学部フランス語科卒業。放送作家などを経て、作家・劇作家となる。1972年、『手鎖心中』で直木賞受賞。小説・戯曲・エッセイなど幅広い作品を発表する傍ら、「九条の会」呼びかけ人、日本ペンクラブ会長、仙台文学館館長などを務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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