ハイカルチャー

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  • サイズ A5判/ページ数 214p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784000263337
  • NDC分類 210.6
  • Cコード C0321

出版社内容情報

西欧文化との遭遇は,近代日本にいかなる影響を与えたか.殊にハイソサエティ層が担う文化は,どのような世界を拓いたか.西洋趣味,軽井沢,音楽,映画等を考察し日本型ハイカルチャーの多様性と創造性に注目する.

内容説明

ハイソサエティが担う文化の幻影と実像。

目次

1 日本におけるハイカルチャーの位置(オンリー・コネクト…―吉田健一の東京;軽井沢はハイカルチャーか;ハイカルチャーへの夢と西洋趣味―石川啄木の西洋幻想;鍋島家の日常生活―戦前を中心に)
2 開花する文化の諸相(文檀の成立と崩壊;教養主義・根性主義・技術主義―近代日本の西洋音楽理解をめぐって;国語辞典の利用者の系譜;人生のお荷物、市民の供物 映画はミディアム・クールである ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mori-ful

1
坪内祐三「文壇の成立と崩壊」。文壇という摩訶不思議な概念。近代文学=モダニズムの一つとしての文壇は、多くの人にとってモダンなものには見えなかった。徒弟制の職業ギルド(戦後は徒弟制ではなくなる)。新潮合評会がギルドの特殊システムだった。大宅壮一は昭和元年に雑誌ジャーナリズムの大衆化によって文壇が崩壊すると予測。しかし、円本ブームによってむしろ文壇人が大衆化する。戦後、石原慎太郎という文壇崩壊の象徴(十返肇)は、歳をとるにつれ文壇構成員に。日本的な職業グループはほそぼそと続く。2025/02/26

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