狂言三人三様 野村万斎の巻

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狂言三人三様 野村万斎の巻

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  • サイズ B6判/ページ数 280p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000262804
  • NDC分類 773.9
  • Cコード C0374

出版社内容情報

自らの足場である狂言を世界演劇のなかで捉えなおし,新たな挑戦を続ける野村萬斎.身体芸術の表現者としての経験と思考を,いま,自らの言葉で語りおろす! 最新ロングインタビュー,蜷川幸雄,渡辺守章,夏木マリ,伊藤キム,いとうせいこう,河合祥一郎,網本尚子らによる,多彩な萬斎論,主要演目の茂山千作,野村万作との三人三様の芸談を掲載.

内容説明

世界演劇のなかで挑戦を続ける狂言師、野村万斎。身体芸術の表現者として、その経験と思考を、いま自ら語る。主要演目についての茂山千作、野村万作との三人三様の芸談、蜷川幸雄、渡辺守章、いとうせいこう、伊藤キム、夏木マリ、河合祥一郎、網本尚子による万斎論を掲載。

目次

さぁ、あるべき場所に行こう!(蜷川幸雄)
万斎独言(語り手・野村万斎)(伝統と現代、日本と世界(聞き手・山口宏子)
現在を生きる狂言師(聞き手・土屋恵一郎))
狂言三人三様(語り手・茂山千作;野村万作;野村万斎)(萩大名;靱猿;止動方角 ほか)
野村万斎の世界(風姿あるいは万斎の身体(渡辺守章)
“型”という異和(いとうせいこう)
裏切りの表現者(伊藤キム) ほか)

著者等紹介

野村万斎[ノムラマンサイ]
1966年、野村万作の長男として、東京に生まれる。1970年、「靱猿」で初舞台。1989年、東京芸術大学音楽学部卒業。1994年に万斎を襲名し、文化庁芸術家在外研修制度で渡英。狂言の舞台への出演はもとより、映画「乱」「陰陽師」、舞台「子午線の祀り」「オイディプス王」「ハムレット」、ドラマ「花の乱」「あぐり」等にも出演し、幅広く活躍。2002年、世田谷パブリックシアター芸術監督に就任

土屋恵一郎[ツチヤケイイチロウ]
1946年生まれ。法哲学者・能楽評論家。明治大学法学部教授。芸術選奨選考委員(古典芸能部門)、芸術祭審査委員(演劇部門)を歴任
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

92
野村萬斎のことを知ったのは、2000年ごろに映画の陰陽師で知ったことが最初です。其れまでは狂言で野村家というのは知っていましたが茂山家の方が私にはなじみがありました。この本は2003年に書かれたものでかなり昔の本ですが満載の魅力をうまく伝えている気がしました。最近映画の「花いくさ」を見たのですがまさに狂言の世界ですね。市川猿之助、佐藤浩市、中井貴一を手玉に取っている感じです。2017/07/01

Haruka Fukuhara

9
萬斎はすごいですね。この前テレビでやってた最新映像技術とのコラボもすごかった・・・年譜を見てみると、若い頃からずっと活躍し続けていてすごい。そして自分の語彙の貧困さがすごくひどい・・・寝ぼけてるのかな2017/06/09

ふわり

1
知れば知るほどおもしろい人。狂言師ではあるけれど、カブいてる、と言ってもいいのかもしれない。だからもっと知りたくなるよね~~~。2013/11/10

いのふみ

1
「型」を重んじる狂言の世界とドラマ・映画・ストレートプレイの世界を往復し、両者を相互浸透させることによって演劇界全体を豊かなものにしようとしているのだろう。2012/08/01

りー

0
茂山千作さん、野村萬斎さん、野村万作さん3巻のうち、萬斎さんの巻。舞台に映画に大活躍の萬斎さん。内容は、①萬斎さんへのロングインタビュー②狂言の演目解説と、上記3人の方の演者側からの演目感③萬斎さんとか関わりのある方々の萬斎論、という3部構成。序文は故蜷川幸雄氏。贅沢な本でした。三番叟、舞台で見たいなーー!花子ひらいたときに観に行きましたが、今の萬斎さんを能舞台で観たい!2018/06/24

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