内容説明
約束の地カナンの征服から、エルサレム陥落まで。英雄たちの息づかいが聞こえる、大らかな物語世界。よみがえる壮大な物語の伽藍。
目次
ヨシュア記
士師記
サムエル記上
サムエル記下
列王記上
列王記下
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
syaori
52
本巻は約束の地への到達から始まり、ペリシテなどと戦う士師たちの時代を経て王国建設、ダビデとソロモンの栄華、その後の王国分裂と滅亡までのイスラエルの栄枯盛衰をたどります。その歴史がヤハウェへの信仰という観点から説明されているのが印象的でした。また王国分裂後の外交政策には、エジプトにアラム、アッシリア、そしてバビロニアの台頭と、当時のメソポタミアの国々の勢力図を見るよう。その中を生きる王や預言者、人々の運命、栄華や悲惨にも心躍らされました。『サムエル記』から『列王記』と続く王国の栄光と没落の流れがとても好き。2018/10/02
yuui02
2
列王記の王の名前が覚えづらくて、ややこしくて苦労した。イスラエルの歴史はあまり知らなかったので勉強になった。聖書の中では悪として描かれているバアルに興味がでてきた。2015/11/11
戸田健太朗
0
ダビデが出てくるサムエル記がやっぱりいちばん面白い。2009/10/14
古隅田川
0
古代イスラエルの民は、現代のイスエラエルと同様に常に周囲の民族と争っている。"聖書"だが、残忍な記述もたくさんある。ヤハウェの神がなぜ、イスラエルの民を庇護するのかは読み解けなかった。ヤハウェの言葉を読み、高校の世界史で教わった選民意識という言葉を思い出した。 カナンの地に入ったイスラエルの民はやがてヤハウェの教えに背くようになる。ヤハウェの庇護を失いそうになると、その教えを遵守するリーダーが現れて危機を救う。このパターンが何百年も繰り返される。 ”喉元過ぎれば熱さ忘れる”を繰り返す人間は本当に弱い。 2023/02/25
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