出版社内容情報
ドイツと日本の学説・判例を歴史的、包括的に検討することを通じて、「未必の故意」についての現在の学説の認識枠組みと概念を明らかにし、未必の故意と認識ある過失の区別に関する基準を提示する。
目次
序章 本書の目的
第1章 現行日本刑法第38条における「罪を犯す意思」の内容
第2章 戦前日本における学説・裁判例の展開
第3章 近代までのドイツにおける故意論の展開
第4章 近代以降のドイツにおける(未必の)故意論の展開
第5章 1871年ライヒ刑法典成立以降の学説の展開
第6章 戦後ドイツにおける未必の故意論の展開
第7章 戦後日本における学説・裁判例の展開
終章 まとめと今後の課題
著者等紹介
玄守道[ヒョンスド]
1975年京都市生まれ。1998年京都産業大学法学部卒業。2003年立命館大学大学院法学研究科博士課程後期課程単位取得退学。2007年龍谷大学法学部准教授。2013年龍谷大学法学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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