内容説明
草の根保守主義の底から民主主義を創り出す運動はいかに出発し、発展したか。戦後思想史・文化史に特筆される民衆の営みを実証的に解明。生活記録運動研究の画期的著作。
目次
序 生活記録運動の概観
1 岩手の社会・文化運動と『岩手の保健』
2 須藤克三と戦後山形の教育文化運動
3 地域勤労青年の生活と意識―秋田県北の生活記録運動
4 農村女性の生活と生活記録―一九五〇‐六〇年代の山形県を中心に
5 農村女性の生活記録活動―秋田県合川の文集『母の実』とその周辺
著者等紹介
北河賢三[キタガワケンゾウ]
1948年生まれ。早稲田大学教育・総合科学学術院教授。早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得。十五年戦争期から高度成長期に至る時期の社会・思想・文化についての研究を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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