内容説明
大作曲家リヒャルト・ワーグナーを読み解く。未来を志向した「総合芸術」とは?
目次
第9章 「ヴォータンは私たちに瓜二つ。彼は現代の知性の総和だ」
第10章 「神秘の奈落から個人の幸福へ」
第11章 「華麗で、内容を詰め込みすぎて重くなった末期的な芸術作品」
第12章 「栄華を信じ続ける者は、ひたすら終焉へと急ぐ」
第13章 「減七和音は無理だったということが、後でわかるだろう」
第14章 ワーグナー―近代の探索犬
著者等紹介
ゲック,マルティン[ゲック,マルティン] [Geck,Martin]
1936年生まれ。ドイツの音楽学者。音楽学、神学、哲学をミュンスター、ベルリン、キールの大学で学ぶ。1962年に博士号取得。1966年より『リヒャルト・ワーグナー全作品集』の編集・校訂に携わる。1976年からドルトムント大学の音楽学の教授を務め、2001年、定年退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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