内容説明
その巨大な芸術的・思想的影響とは?大作曲家リヒャルト・ワーグナーを読み解く。
目次
第1章 演劇的な原場面―『ロイバルト』から“妖精”へ
第2章 「グランド・オペラ」への誘惑―“恋愛禁制”と“リエンツィ”
第3章 「強い衝撃」と「激しい転換」―“さまよえるオランダ人”
第4章 不安と孤独に対抗する儀式―“タンホイザーとヴァルトブルクの歌合戦”
第5章 不幸な結末を迎えるメルヘンの時間―“ローエングリン”
第6章 革命的演劇の計画―『アキレウス』と『ナザレのイエス』『ジークフリートの死』『鍛冶屋ヴィーラント』
第7章 「我らは真実により破滅しないために芸術を所有する」―一九世紀の神話としての“ニーベルングの指環”
第8章 「私の音楽作りは魔術だ。無感動で落ち着いた状態では私はまったく作曲できないからだ」―“指環”の技法―“ラインの黄金”から眺めると
著者等紹介
ゲック,マルティン[ゲック,マルティン] [Geck,Martin]
1936年生まれ。ドイツの音楽学者。音楽学、神学、哲学をミュンスター、ベルリン、キールの大学で学ぶ。1962年に博士号取得。1966年より『リヒャルト・ワーグナー全作品集』の編集・校訂に携わる。1976年からドルトムント大学の音楽学の教授を務め、2001年、定年退職
岩井智子[イワイトモコ]
国立音楽大学非常勤講師。岩淵達治氏に師事
岩井方男[イワイマサオ]
早稲田大学教授
北川千香子[キタガワチカコ]
ベルリン自由大学演劇学部博士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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