女王ロアーナ、神秘の炎〈上〉

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女王ロアーナ、神秘の炎〈上〉

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  • サイズ B6判/ページ数 296p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000259309
  • NDC分類 973
  • Cコード C0097

出版社内容情報

エーコの知られざる赤裸々な文体と姿態が晒される衝撃の超・小説。「あなたお名前は?」記憶喪失から自分を取り戻すことはできるのか。物議を呼ぶ自伝的物語展開は、幾通りにも読み解きを促す謎と神秘に満ち溢れる。(上下巻の上)

内容説明

「あなたお名前は?」記憶喪失から自分を取り戻すことはできるのか。取り戻したとしてそれは本当に自分なのか。エーコの赤裸々な妄想と姿態が晒される衝撃の超・小説。戦中戦後のイタリア文化史を回顧するかのように図版を満載した異色の本であり、また、著者初めてといえる自伝的語りと展開は幾通りにも読み解きをうながし、読む者は謎に絡め取られる。エーコ畢生の神秘の技法、ここに大団円を迎える!

著者等紹介

エーコ,ウンベルト[エーコ,ウンベルト] [Eco,Umberto]
1932年、北イタリアのアレッサンドリアに生まれる。記号論や中世美学などにおける世界的知識人。評論・創作に幅広く活躍したほか、1980年に初めての小説『薔薇の名前』を発表、世界的ベストセラーになる。2016年死去

和田忠彦[ワダタダヒコ]
1952年生まれ。東京外国語大学名誉教授。専攻はイタリア近現代文学、文化芸術論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kircheis

276
★★☆☆☆ 事故で失った記憶を取り戻そうと頑張るお爺ちゃんの話。 エーコの自伝的な側面もあり、ファンにとっては貴重な作品。また1940年前後の本の挿絵やレコードのジャケットが多数収録されており、文化史的な価値もあるとある。 上巻では「女王ロアーナ」は全然登場せず、何を指しているのかすら不明。 残念ながら、日本人読者にとってはピンとこない部分が多いが、軍国教育下の小中学生の暮らしなど日本と共通する点もある。 内容的に軽く読んでも大丈夫なので、エーコ作品のファンなら読んでも良いかも。2022/08/16

ケイ

128
昏睡状態の中で次々と頭を巡る霧についての文章。世界の様々な名作に出てくる霧のある場面。目覚めて、自分を思い出せない男が思いつくのは名作の中の文ばかり。「カエサルがこんな時にどうしたか覚えていても、自分はどう対処したか思い出せない男」かれは自分の『失われた時』を求めて、聞き、探り、読む。『見出そう』とする。60歳の男は10歳の自分を残された本や書き物から、または身近の人との会話によって推理する。一見、小学生でも興味を持ちそうなタイトルから手に取れば投げ出すだろう。本で得たことに十分に毒された大人は共感する2018/03/31

starbro

113
ウンベルト・エーコは、新作中心に読んでいた作家です。本書は、自伝的私小説ファンタジー、アート・ノベルでした。しかし著者の作品にミッキー・マウスやシャーロック・ホームズが登場してくるとは思いませんでした。上巻には女王ロアーナはまだ登場しません。続いて下巻へ。トータルの感想は下巻読了後に。2018/03/28

mizuki

43
記憶喪失の古書店主の男が思い出すのは、本の引用ばかり。自分の感情が関係する記憶が失われているようで、自分の名前や妻の名前も思い出せない。家族や知人から聞かされる思い出によって、自分の記憶は塗り替えられているのではないかと不安になり、子供の頃過ごした田舎の屋敷へ自分史探しを始める。引用文の多さと、主人公の想像力の豊かさに作者の面影が見えるような物語。エーコの他の作品は読み終えることが出来なかったけれど、こちらはどうなるかな⁇ 引き続き謎を追って、下巻へ♩2018/06/13

ヘラジカ

35
意味記憶以外の自伝的記憶を喪失した男性が、家族との関わりやイタリア文化・芸術から自らを取り戻そうとする、というタイトルからは想像できないような物語。主人公はエーコ自身の分身なのか、本に対する並々ならぬ愛情を持っていて、ありとあらゆる文学作品の引用を頻発する。絵画やコミック本などもカラーで挿入されていることから、さながら生じた空白をコラージュで補っているかのようだ。技法的でいく通りもの読み方が出来るらしいが、自分はほとんど筋書きを追うことしか出来ない。読みやすいのに全く歯が立っていない感がある。下巻へ。2018/01/21

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