出版社内容情報
外国奉行や勘定奉行などの要職を歴任し,幕政の中枢を担った小栗上野介忠順.開国の信念のもとに断行された改革はいかにして頓挫したのか.幕閣を罷免された後,官軍によって処刑されるに至ったのはなぜか.その生涯の最期に綴られた474日間の日記を精緻に読み解くことで,激動の時代における新たな小栗像を描き出す.
内容説明
外国奉行や勘定奉行などの要職を歴任し、幕政の中枢を担った小栗上野介忠順。開国の信念のもとに断行された改革はいかにして頓挫したのか。幕閣を罷免された後、官軍によって処刑されるに至ったのはなぜか。その生涯の最期に綴られた四七四日間の日記を精緻に読み解くことで、激動の時代における新たな小栗像を描き出す。
目次
初編 『小栗日記』を読むために(直参旗本小栗又一家;幕府革新官僚小栗忠順;小栗上野介の幕政改革)
正編『小栗日記』を読む(『小栗日記』を読む前に;慶応三年の三五四日;慶応四年の一二〇日)
続編 没後の小栗上野介(小栗上野介処刑後の苦難;小栗家の再興;甦る小栗上野介)
著者等紹介
高橋敏[タカハシサトシ]
1940年生まれ。1965年東京教育大学大学院文学研究科修士課程修了。文学博士。現在、国立歴史民俗博物館名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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