社会学的想像力の再検討―連なりあう歴史記述のために

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  • サイズ B6判/ページ数 252,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000258777
  • NDC分類 361.23
  • Cコード C0036

出版社内容情報

本書は,社会学の新鋭が,ポストコロニアリズムを現代社会学と社会理論に大胆に導入し,社会学のパラダイムと,それを支えるヨーロッパ近代を更新するための根本的な理念を提示するものとして,英国社会学学会から高い評価を得た.これからの社会学的想像力はどのように鍛え直されるべきか.社会理論の新たなパラダイムを切り拓く.

内容説明

本書は、社会学の新鋭が、ポストコロニアリズムを現代社会学と社会理論に大胆に導入し、社会学のパラダイムと、それを支えるヨーロッパ近代を更新するための根本的な理念を提示するものとして、英国社会学学会から高い評価を得た。これからの社会学的想像力はどのように鍛え直されるべきか。社会理論の新たなパラダイムを切り拓く。

目次

ポストコロニアリズム、社会学そして知の生産の政治学
第1部 社会学と歴史記述(近代性、植民地主義、ポストコロニアル批評;ヨーロッパの近代性と社会学的想像力;近代化から複数の近代へ―ヨーロッパ中心主義の再来)
第2部 ヨーロッパ中心主義を脱構築する―連なりあう複数の歴史(ヨーロッパ文化の統合性という神話―ルネサンス;近代国民国家という神話―フランス革命;産業資本主義という神話―産業革命)
ポストコロニアリズム以降の社会学と社会理論―連なりあう歴史の記述に向けて

著者等紹介

金友子[キムウジャ]
立命館大学文学研究科博士後期課程単位取得退学。立命館大学国際言語文化研究所客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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うえ

7
「キャナダインは、産業革命を研究した何世代にもわたる歴史家の誰もが「歴史家の習性とでも言わんばかりに、皆が自分たちの時代に特殊な見方を反映させた」というフリンの指摘に賛同してもいる。第一の局面はトインビーが産業革命という用語を大衆化させることによって始まった…しかし19世紀も終わりを迎える頃には「産業社会の危機」そのものが主要な関心となった…産業革命の歴史叙述における第二の局面も、両大戦間およびその直後の期間において、経済活動と短期間の上下変動が一見したところ循環的な性質をもつことを悲観的に捉えている」2020/08/21

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