政治はなぜ嫌われるのか―民主主義の取り戻し方

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  • サイズ B6判/ページ数 226,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000258692
  • NDC分類 311
  • Cコード C0031

出版社内容情報

先進デモクラシー各国で進む投票率の低下や政治家への不信感の高まり.それはなぜか.新自由主義による「政治」への攻撃やグローバル化に伴う国内政治の無力化,社会科学における合理的選択論の隆盛から政治学者の責任まで,さまざまなファクターを斬新な視点で検討し,「政治」の再生はいかにして可能かを探る.従来の「政治」観を刷新する,イギリスの新世代政治学者による注目の書.

内容説明

先進デモクラシー各国で観察されるようになった投票率の低下や政治家への不信感の高まり。それはなぜ生じているのか。本書は「サプライ・サイド(政治家側)」に着目し、政治家や政党の行動が構造的に制約されるようになってきた現状を多くのファクトを用いて論証する。新自由主義による政治への攻撃や、「グローバル化」を理由に進められた国内政治の縮小傾向、こうした動向を理論的に支えた社会科学における合理的選択論の隆盛なども批判的に検証。その上で「政治」の概念を捉えなおすことが、政治の持つ可能性を開くことができると説く。イギリス政治学会の出版最優秀賞を二〇〇八年に受賞した話題作。

目次

第1章 政治に対する幻滅(政治と公共善;政治分析の課題としての政治不信 ほか)
第2章 政治、政治参加、政治化(固有の政治コンセプト、包括的な政治コンセプト;政治的な参加、政治的な非参加 ほか)
第3章 脱政治化の国内的源泉(脱政治化の公的政治;公共選択論 ほか)
第4章 脱政治化のグローバルな源泉(グローバル化と民主的な政治的討議は対立するのか;「ハイパー・グローバル化」 ほか)
第5章 私たちはなぜ政治を嫌うのか(「私たちが望む政治」か、「彼らが望む政治参加」か;誰が非難されるべきなのか ほか)

著者等紹介

ヘイ,コリン[ヘイ,コリン][Hay,Colin]
1968年生まれ。ランカスター大学で博士号を取得後、バーミンガム大学を経て、現在シェフィールド大学教授(政治分析)。Comparative European Politics誌およびBritish Politics誌の初代編集委員も務める

吉田徹[ヨシダトオル]
1975年生まれ。東京大学総合文化研究科修了(学術博士)、日本学術振興会特別研究員などを経て、北海道大学公共政策大学院准教授。この間、パリ政治学院講師・ニューヨーク大学客員研究員を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おさむ

36
先進国共通の傾向となっている政治不信。なかでも日本の投票率の低下幅は最大で深刻です。10年前に書かれた本著は、新自由主義とグローバル化で、政治機能の縮小や白けが進んでいることを紹介。不信の裏返しがBREXITをもたらした国民投票など直接民主主義的な動きにつながっているのでしょう。民主主義は大切と認識する一方で、その要といえる政治には悪という意識を持つ。そんな私たちの「矛盾」を突かれたような印象です。2017/02/10

ブルーツ・リー

2
政治離れ、特に若者の政治離れの原因を探った本。 投票率の低下は「政治離れ」というよりは「政治に不信感が抱かれた結果」として捉えられていて、必ずしも政治が無視されている訳ではない、との主張。独自の主張だな、と思ったのは、政治に不信感が抱かれている原因のひとつに新自由主義の台頭を上げている点と、更には政治を解説する専門家たちが、独自の言葉を使ってしまい、一般国民に対し、分かる言葉で政治を説明していないのではないか、という言葉。専門用語で語られる事が多い政治の世界だけに、理解してもらう為の努力は必須という事か。2019/08/04

ECONOGY

2
政治ゆーても結局はPolitical Economyなんだなーって思った。公共選択論、新自由主義、開放マクロ経済学等々…経済学の理論や思想の影響を政治がもろに受けてた。ケインズの言った「経済学者や政治哲学者の思想は、それが正しい場合にも間違っている場合にも、一般に考えられているより強力である」ってのは真理だな。すごく勉強になる指摘もたくさんあったけど、一方で経済学を専門にしてる身としては「いやそれは違くね?」って思うところも所々あった(4章とか)。とりあえず日本の政治の現状はこの本でほぼ説明できると思う。2013/02/12

むっち

1
政治学者として主体的に政治に取り組む姿勢は共感。学者が、評論家であってはならないですし、時に権力に迎合されても困ります。身近な人が、「どうせ誰がやっても変わらないよ」という言説と「グローバル化のなかでとれる政策が限られているから、政党が変わってもとる政策に変わりがないから争点があまりでてこない」というのも違うと思う。もっとじっくり考えて、人間が世界を作ることも変えることも出来るのだと考えたい。主体的になろうよ。というメッセージを感じました。学者ではない市井の庶民の感想に過ぎませんが。2013/07/30

hideko

0
ステレオタイプに政治を語らないようにるために、しっかり読み返したい。2015/02/01

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