出版社内容情報
1910年から36年に及んだ日本の朝鮮植民地支配.日本はどのように支配し,朝鮮人はどのように抵抗し,また生きたのか.韓国の民族問題研究所が長年にわたって収集した当時の資料――写真,絵葉書,すごろく,地図,雑誌から個人の日記まで――がその実相を生き生きと伝えている.解説とともに,約200点の貴重な資料をオールカラーで紹介.大学などの近代史,朝鮮史講義の副読本に最適.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミネチュ
1
タイトルの通り、植民地朝鮮に関する絵・図がメインの資料が収められています。大変興味深いです。 おもしろいのは、日本語も当時と今では大分表記が違う(例えば「利用しませう」とか)のですが、ハングルも今とは違うという点。 「우리들의날은왓다」これは新聞の見出しですが、왓다は今の왔다でしょうね。 なかなかよい本でした。 今から110年くらい前から70数年前までの日本と朝鮮(半島)の関係を知らない人に特に薦めたいです。 2018/07/02
konaka
0
2013/03/05
蝉しぐれ
0
当時の写真や文書などが豊富に掲載されていて視覚的に訴える点では良い資料といえる。ただし、学者たちが編纂しているにもかかわらず、必ずしも客観的な解説がなされていない。いたるところに情緒的な記述がみられ残念。併合統治時代を日本=悪(加害者)/朝鮮=善(被害者)というステレオタイプの観点でしか分析できていない。2020/02/12