思想としての法華経

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思想としての法華経

  • 植木 雅俊【著】
  • 価格 ¥4,070(本体¥3,700)
  • 岩波書店(2012/09発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 398p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000258579
  • NDC分類 183.3
  • Cコード C0015

出版社内容情報

東西の古代文明が行き交う西北インドで成立した『法華経』には,異なる宗教,異なる民族の対立という試練を乗り越えるための寛容の思想が満ちあふれている.サンスクリット語原典からの緻密な読解を通して,画期的な現代語訳を成し遂げた著者が,共存と融和を希求する思想に込められた今日的な意義を問う.

内容説明

サンスクリット原典からの画期的な現代語訳を成し遂げた著者が、『法華経』に込められた共存と融和を希求する思想の今日的な意義を問う。

目次

序章 『法華経』との出会い
第1章 『法華経』の成立と思想的背景
第2章 白蓮華のシンボリズム
第3章 平等の根拠としての一仏乗
第4章 『法華経』の止揚の論理
第5章 人間への尽きせぬ信頼の思想
第6章 四衆から「善男子・善女人」「法師としての菩薩」へ
第7章 『法華経』による女性の地位回復
第8章 寛容の思想とセクト主義の超越
第9章 五十展転の“伝言ゲーム”
第10章 『法華経』に反映された科学思想

著者等紹介

植木雅俊[ウエキマサトシ]
1951(昭和26)年、長崎県生まれ。仏教研究家。九州大学大学院理学研究科修士課程修了(理学修士)、東洋大学大学院文学研究科博士後期課程中退(文学修士)、91年から東方学院で中村元氏のもとでインド思想・仏教思想論、サンスクリット語を学ぶ。2002年、お茶の水女子大学で人文科学博士号を取得(男性初)。『梵漢和対照・現代語訳 法華経』上・下巻(岩波書店、2008年)で毎日出版文化賞を受賞。日本ペンクラブ会員、日本印度学仏教学会会員、仏教思想学会会員、比較思想学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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はちめ

5
植木氏の法華経関連の本を4冊続けて読んだ。これまで何度チャレンジしても身近に感じることができなかった法華経を相当理解できたと思う。植木氏の法華経解釈の原点は厳密なサンスクリット語からのアプローチであるとともに、法華経が書かれた時代性と地域性を十分考慮したものになっている。従ってそこには法華経に神憑った無謬性を求めるような視点はなく、当時の仏教界の現実の中で釈迦牟尼の本来の教えを取り戻そうとするリアリズムが感じられる。このリアリズムが本書によって法華経が身近に感じられた一番の理由だろう。☆☆☆☆☆2018/05/20

junyo

2
著者植木雅俊さんの前著『梵漢和対照・現代語訳・法華経』上下巻のエッセンスを要約した好著。自ら緻密な翻訳を成し遂げた人だからこそ見通せる思想とその今日的意義が論理的に提示されていて、気持ちいい。2014/06/04

しんどー

1
★42018/06/20

失速男

1
宮沢賢治が好んだという法華経、しかし私には全く良さがわからない。いろんな本を読んでも分からない。それで手に取った本。でも半分は先人の翻訳の誤りと指摘しているだけで、私には戯論でしかない。また法華経をひいきするあまり、上座部仏教をけなすのはどうかと思う。写経にもけちをつけているが、じゃあ題目唱えるのもどうかと思う。著者こそが増上慢ではないのか?常不軽菩薩のような心を持っていたら、このような本が書けるのであろうか。2016/06/14

tanukiarslonga

1
膨大な本文批判とサンスクリット文法を駆使した気の遠くなるような作業を経た緻密な読解が圧巻。2015/05/15

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