出版社内容情報
ながい地中での生活、みじかい地上での一生。セミのふしぎな生活を、カメラが土の中までおいかけたすばらしい写真集。
小学校低学年~高学年向き
目次
孵化
幼虫、土の中へ
幼虫の成長とくらし
幼虫のからだ、目、触角
坑道をほる
木のみきや葉へ
羽化
はじめて空へ
オスとメスのからだのちがい
クマゼミの島
いろいろなセミ
なぞの地きゅう生活
セミのからだ
発音のしくみ
セミはいつなく
セミの一日
セミの観察
著者等紹介
佐藤有恒[サトウユウコウ]
1928年、東京都麻布に生まれる。子どものころより昆虫に興味をもち、東京都公立学校に勤めながら昆虫写真を撮りつづける。1963年、東京都銀座で虫と花をテーマにした個展をひらき、翌1964年に、フリーのカメラマンとなる。以後、すぐれた昆虫生態写真を発表しつづけ「昆虫と自然の中に美を発見した写真家」として注目される。1991年、逝去
橋本洽二[ハシモトコウジ]
1933年、東京都渋谷区に生まれる。子どものころよりセミに親しみ、雑誌「子供の科学」「新昆虫」などに研究を発表。故加藤正世、および元農業技術研究所昆虫同定分類研究室長・長谷川仁氏に師事。以来、本格的にセミの生態研究に従事、「CICADA」「昆虫と自然」などに数々の論文を発表している。わが国を代表するセミ研究家の一人。日本セミの会を創立、代表幹事
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- 評価
親子で楽しむ自由研究本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Sara
8
【5才】良書!セミの基礎知識がよくわかります。よい写真が多くリアルに虫取りしてる子も満足できるのではないかな。赤ちゃんセミかわいいー!エビみたい(^^)土の中のセミは目が白い。暗くて見えないから。その代わり触覚が発達していて、移動する時に大切という話をすると、さらは「人も目が見えない人は長い棒をもってるでしょ!それをこうやって(振るマネ)やればどこにあるかわかるから、セミも触覚をこうやるってこと!」と言ってました(^^)子供らしいなんだか素敵な共通点の見つけ方。そしてカマキリがセミを襲おうとしているページ2021/08/05
fumikaze
2
児童書。昨年、近所の公園で「セミの脱け殻調査」に参加して。セミの生態をもっと知りたくなった。鳴いているのは雄だけらしい(知らなかった)。(船橋図書館)2024/01/30
ハパナ
2
セミの孵化は土中だと勝手に思っていましたが、一旦産まれてから土に潜るのですね。最後の図解説明がとても解りやすいです。2015/10/30
のん@絵本童話専門
1
科学のアルバムは古めかしいシリーズですが、論理的に本文が書かれていて、情報の錯綜しない構成がとても分かりやすいです。普通は見ることのできない卵や幼虫時代をくっきりと写真で見れます。なぜ夜中にアブラゼミが鳴いていて、逆に午前中には聞こえないのかという私の疑問も解決。シリーズのどの作品も分かりやすいのに読み応えのある詳しい知識が入っていますが、こちらはセミの鳴く身体の仕組みや時間帯など、より興味深い知識が盛りだくさんでした!2022/08/18
ブルッキーのひつじのこ
1
詳しい。写真多い。図鑑の内容が読み物になったようで!読みやすい。2021/07/01