内容説明
朝日新聞の美術担当記者が、書き続けてきた千五百本の記事から、百本余りを精選。“同時代の美術”二十年間をざっくりと振り返る、便利で読みやすいガイドブック。
目次
序章 前衛バカ伝説
第1章 近代の見直しと再評価
第2章 揺らぐ土台/美術館・博物館
第3章 女性作家群の開花と主導
第4章 進展する国際化/アジアでの立ち位置探る
第5章 加速度を増した拡大
終章 回顧の回顧
著者等紹介
田中三蔵[タナカサンゾウ]
1948年生まれ。東京芸術大学美術学部芸術学科卒業後、朝日新聞社入社。高松支局、大阪本社、東京本社学芸部、アエラ発行室を経て、学芸部編集委員。現在、朝日新聞東京本社文化グループ専門シニアスタッフ、日本大学芸術学部大学院非常勤講師、女子美術大学大学院講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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山田太郎
7
現代美術ってなんじゃらほいと思って読んだが、よくわかんなかった。序章のバカ伝説は面白かった。オノヨーコのすごさはいまだにわかりません。2011/02/26
メルセ・ひすい
3
14-64 赤67殆んどは「on time」で初出。加筆によりスッキリと日本の現代美術の歴史が鮮やかに鳥瞰できる。美大生の概要習得用良書。イワク「美術は進歩しないが拡大する」…。現代美術は長きにわたり技術至上主義であった。現代美術はその後の社会を包含しながら大衆の意識を吸引し多くの鑑賞者の願望と意識を想定しながら参加者型の美術へと変貌していったのである。朝日新聞の美術担当記者が「近代の見直し」「制度」「女性」「国際化/アジア」などに分けて、この20年間を振り返る。美大生・若人必読 2011/02/14
takao
1
ふむ2023/01/09
midnightbluesky
1
芸術は好きで興味はありますが、それほど知識がないので、そういう人向けだと思います。連載を集めたから、時系列になっていてそれなりに世相や社会事情を考慮しながら読める。芸術は突然変異などではなく、時間や社会とともに変化し、熟成・退化してゆく過程が楽しめました。2011/10/30
kitarou
0
イイ記事の集積だが、2次利用なのにこのボリュームで2800円はちとお高いかな?2011/10/20
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