内容説明
在日時にふとしたきっかけで俳句の面白さに目覚めた米国の外交官が、激務の間の体験を振り返りながらまとめ上げたユニークな俳句エッセイ。俳句愛好家との交わりと句会への参加。そしてよき俳句の師との出会い。俳句を作ったこともなかった著者は、俳句の基本や作法を学び、さまざまな日本人との心の触れあいを通して、少しずつ腕を上げる。ユーモアを交えた気取りのない温かい文章でつづられた、上質の俳句入門。俳句の素人には自分でも作ってみようと思わせ、経験者には俳句の基本とは何かを改めて考え直させる。俳句という言語表現の魅力を語る中に、日本の文化への、また人と人の交わりや生き方、世界への関与の仕方などへの深い洞察も散りばめられている。
目次
1 珍しさ(広島からきた男;蝉しぐれ;皇居の濠の鴨 ほか)
2 友愛(ぶどう棚;夜の椿;とんぼ ほか)
3 調和(子どもの日;お盆;村のリーダー ほか)
著者等紹介
フリードマン,アビゲール[フリードマン,アビゲール][Friedman,Abigail]
アメリカの外交官。国務省勤務。東京の米国大使館に二度勤務し、北朝鮮問題などを担当。北朝鮮の核疑惑をめぐる6カ国協議の米国政府代表団員、在ケベック(カナダ)総領事等を経た後、1年間アフガニスタンに赴任。現役外交官としての活動の一方で、俳句作りを楽しみ、『私の俳句修行』を執筆。同好の士を募って俳句の国際化にも貢献。米国俳句協会、カナダ俳句協会会員、ケベックシティ二カ国語俳句グループの一員
中野利子[ナカノトシコ]
著述業。1938年、東京生まれ。慶應義塾大学文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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