歴史の中の多様な「性」―日本とアジア 変幻するセクシュアリティ

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歴史の中の多様な「性」―日本とアジア 変幻するセクシュアリティ

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  • サイズ 46判/ページ数 384p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000256759
  • NDC分類 384.7
  • Cコード C0021

出版社内容情報

LGBTの権利をめぐって日々議論が巻き起こっている。しかしそもそも日本において異性愛規範が強化されたのは西洋化以降であり、アジアでは豊かな性別越境文化が築かれていた。「伝統的」な性とは何か? 抑圧の中で文化をつないだ性的マイノリティたちの歩みを多彩な文献に基づいて活写し、現代の「性の多様性」に一石を投じる。

内容説明

LGBTの権利をめぐって日々議論が巻き起こっている。しかし、そもそも日本において異性愛規範が強化されたのは西洋化以降であり、アジアでは豊かな性別越境文化が築かれていた。「伝統的」な「性」とは何か?抑圧の中で文化をつないだ性的マイノリティたちの歩みを多彩な文献に基づいて活写し、現代における「性の多様性」を問いなおす。

目次

1 「性」の多様性の再検討(近代的ジェンダー・セクシュアリティ観を疑う;性別越境文化の論理 ほか)
2 日本の性愛文化史―中世から現代へ(藤原頼長のセクシュアリティ―『台記』にみる男色関係;薩摩藩における男色の系譜―「兵児二才」制と学校文化 ほか)
3 アジアの性別越境文化―インド・中国・朝鮮半島(インド―「ヒジュラ」に学ぶサード・ジェンダー;中国―女装の美少年・「相公」 ほか)
4 歴史の中の多様な「性」(「伝統的」な「性」の在り様とは何か?)

著者等紹介

三橋順子[ミツハシジュンコ]
1955年、埼玉県秩父市生まれ、性社会文化史研究者、明治大学文学部非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mikarin

24
教科書には載らなそうな歴史。同性婚を認めたら社会が変わってしまうという言葉が話題になった時twitterのTLに流れてきた本でした。世の中って100年も経てば全く変わってしまうものですね。アップデートも大切だけど昔を知ることも大切だとあらためて思いました。「性同一性障害」という言葉を使ってはいけないことを知ってびっくり。それは病理ではないと言われたら確かにそうですね。病名がつくことで「病気の人」に分類されてしまうことあるよね。「ちょっと変わった人」くらいな感じでいればいいのにね。2023/03/18

しんすけ

24
三橋順子は女装者として有名だが、教壇で講義もする研究者である。 歴史や風俗に関する知識は生半可ではない。 知的トランスジェンダーと呼ぶに相応しい人物だ。 愛情とは、男と女だけの間に生まれるものだろうか。それは否定したい。 かって歴史書で藤原頼長の『台記』に接し感動した覚えがある。頼長は男を愛したことを隠さずに日記に綴っていた。 本書も『台記』に深く言及している。 本書からは、かっての日本は同性愛に大らかだったことが理解できる。それが今、不理解なのは、同性愛を一元で捉えることの危険性をも考えさせられる。2022/09/09

圓子

3
突如差し挟まれる自分語りに面くらいつつ、視界が一段クリアになった気持ちのする本。認識と知識はアップデートしないとだめね。現代の「同性愛」「LGBTQ」問題や感覚を以前の、特に前近代のそれとごっちゃにして語ることはできないという基本姿勢に大きく頷き納得した。実体験を含めた多様な事例紹介もどれもとても興味深い。それにしても、個人の思考はともかく(これを探るにはむしろ日記がある)、大衆のなんとなくの共通意識や時代の空気を歴史として浮上させることのなんとむずかしいことか。2022/09/30

ぷくらむくら

3
現在のLGBT運動の誤解(特に反LGBTの政治絡みの論者)部分が良く分かった。学術書ではあるが語り口が面白く名著だと思う。2022/08/09

kiki

2
同性愛と性同一性障害が同じものだと勘違いしてたことに反省しました。 同世代のドラマ「ラストフレンズ」のミスリードに思いっきりはまってた。 世界の文化を知れてとても勉強になった!2023/02/21

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