出版社内容情報
宗教・価値観の相違による対立、経済のグローバル化、そして科学倫理・生命倫理の問題など、現代の諸問題を解く鍵として注目される「良心」。神学、哲学、経済学、脳科学…、文理の垣根を越えた取り組みのエッセンスをここに紹介!
内容説明
宗教・価値観の相違による対立、経済のグローバル化、そして科学倫理・生命倫理の問題など、現代の諸問題を解く鍵として注目される「良心」。神学、哲学、経済学、脳科学…、文理の垣根を越えた取り組みをここに紹介!
目次
総説 良心学とは何か
1 思想・信条における良心(キリスト教と良心;イスラームと良心;哲学と良心 ほか)
2 社会生活における良心(社会福祉と良心;経済学と良心;環境問題と良心 ほか)
3 科学の時代における良心(科学技術と良心;医療と良心;脳科学と良心 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
タナカ電子出版
9
良心学とは諸問題を解決するため(良心)を研究し、 それを日常生活で実績していくための新たな学問的基礎を提供することを目的とする。 それぞれ宗教 経済 スポーツ 化学 医療 人口知能などの良心について書かれています。 評価 分析的学問本です。2018/11/09
右脳
1
自分のこと良心的な人間だと思ってたけど、そもそも良心ってなんなのかって疑問を持ったときにたまたま書店で見つけた一冊。 人間活動のあらゆる面に良心は宿るんだな。この先何度か読み返さないとまだ理解してない部分があると思う。2023/06/17
jackbdc
0
良心学とはなんぞや?初見であった。ググると同志社大学が言い始めたものらしい。HPには、良心を覚醒させる知の連携と知の実践と書いてあった。同志社大学の建学の精神にも関連するものらしい。リベラルアーツ的で面白そうではないか!しかし、がっぷりよつに構えるならば、良心の一般化は容易ではないだろう。あまりにも相対的、可塑性に富んだものであるから。時と場合による、というヤツだ。そして何より、良いか・悪いかの判断は、極めてプライベート。宗教としてではなく学問として、どこまで掘り下げられるのだろうか興味はある。2020/10/18