内容説明
この国が簡単に「国家主義への誘惑」に吸い込まれ、「近隣アジアとの次元の低い確執」に追い込まれる原因は、一体どこにあるのか。ナショナリズムに新自由主義が相乗りした「一億総保守化」状態に陥っている現在の日本において、大震災以降に社会を覆った不安感と日米同盟をめぐる固定観念に抗いながら、「リベラル」の本質的価値とその新たな姿を論じる。
目次
1 リベラルの危機と再生(リベラルの再生はなるか―真の変革への道筋;アベノミクスの本質と日本のイスラエル化―リベラルの危機と再生(その2) ほか)
2 対談編(山口二郎×寺島実郎 お任せ主義を超えて、いま「リベラル」を獲得し直す;中島岳志×寺島実郎 二一世紀世界における保守の条件とは―立ち位置の確認のために)
3 大震災復興への視座(東日本大震災の衝撃を受け止めて―近代主義者の覚悟;震災考―指導者の役割と国際関係 ほか)
4 世界認識の鮮明なる転換(米主力部隊のイラク撤退―「覇権なき中東」の序幕;オバマ政権の苦闘―二〇一〇米中間選挙の意味 ほか)
著者等紹介
寺島実郎[テラシマジツロウ]
1947年、北海道生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科修士課程修了。三井物産株式会社入社。調査部、業務部を経てブルッキングス研究所(在ワシントンDC)に出向。その後、米国三井物産ワシントン事務所長、三井物産常務執行役員等を経て、現在、一般財団法人日本総合研究所理事長、多摩大学学長、株式会社三井物産戦略研究所会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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