予算国家の“危機”―財政社会学から日本を考える

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  • サイズ B6判/ページ数 336p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000254656
  • NDC分類 341
  • Cコード C0033

出版社内容情報

近代国家確立以来,国民の税負担と政府の支出とのやりくりを付けてきた「予算国家」という仕組みが,いま多くの国々で揺らいでいる.シュンペーターたちが唱えた「財政社会学」を用いて,この「予算国家」の「正当性」「公共性」「持続可能性」とは何か,そして近年「危機」の様相を濃くしつつある日本の現状について考える.

内容説明

近代国家が確立して以降、国民の税負担と政府の支出とのやりくりを付けてきた「予算国家」という仕組みが、いま多くの国々で揺らいでいる。本書では、一世紀近く前シュンペーターたちが唱えた「財政社会学」という考え方を用いて、「予算国家」の「正当性」「公共性」「持続可能性」とはいったい何かを問い、近年“危機”の様相を濃くしつつある日本の現状について考える。

目次

第1章 方法としての財政社会学
第2章 ゴルトシャイト
第3章 シュンペーター
第4章 予算国家への道
第5章 予算責任論
第6章 予算国家=日本

著者等紹介

大島通義[オオシマミチヨシ]
1929年生まれ。52年慶應義塾大学経済学部卒業、54年同学部副手、57年同大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。同経済学部助手、専任講師、助教授を経て、73年から95年まで同教授。95年から2000年まで獨協大学経済学部教授。慶應義塾大学名誉教授。専攻は財政社会学、ドイツ財政史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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