出版社内容情報
人生を賭ける夢に出会えたことの幸福と困難――。いつの時代にも少数派ながら「卒業したら就職する」という、普通とされる生き方を選ばない者がいる。夢は諦めに終わるのか、形を変えて続くのか? 数年にわたる二十代から三十代のバンドマンへの貴重なインタビュー調査をもとに現代の「夢追い」のリアルな実態を描き出す。
内容説明
「人生は多様になった」「好きに生きていい」と言われる世の中になったけれど、実際は?夢に向かい、追い続け、そして諦める…音楽で身を立てるため懸命に生きようとする若者たちに迫る。
目次
1 「夢追いの社会学」の試み(夢追いの社会学に向けて;夢追いの戦後史―若者はいかなる将来の夢を抱いてきたのか)
2 夢を追い始める(来歴と条件―夢追いの選択に踏み切る;フリーターか正社員か―夢追いに伴う働き方の選択)
3 夢を追い続ける(夢の中身と語り方―夢を変えて追い続ける;夢の調整と破綻―集団で夢を追う方法;批判と抵抗―ライブハウス共同体の機制と陥穽)
4 夢を諦める(挫折か納得か―夢を諦める二つの契機;夢追いバンドマンのライフヒストリー―選択・維持・断念のつながり;夢追いからみる現代社会)
著者等紹介
野村駿[ノムラハジメ]
1992年岐阜県飛騨市生まれ。名古屋大学大学院教育発達科学研究科博士課程満期退学。博士(教育学)。秋田大学大学院理工学研究科附属クロスオーバー教育創成センター助教を経て、同大学教職課程・キャリア支援センター助教。専門は教育社会学、労働社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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