夢と生きる―バンドマンの社会学

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夢と生きる―バンドマンの社会学

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  • サイズ 46判/ページ数 334p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000254342
  • NDC分類 764.7
  • Cコード C0036

出版社内容情報

人生を賭ける夢に出会えたことの幸福と困難――。いつの時代にも少数派ながら「卒業したら就職する」という、普通とされる生き方を選ばない者がいる。夢は諦めに終わるのか、形を変えて続くのか? 数年にわたる二十代から三十代のバンドマンへの貴重なインタビュー調査をもとに現代の「夢追い」のリアルな実態を描き出す。

内容説明

「人生は多様になった」「好きに生きていい」と言われる世の中になったけれど、実際は?夢に向かい、追い続け、そして諦める…音楽で身を立てるため懸命に生きようとする若者たちに迫る。

目次

1 「夢追いの社会学」の試み(夢追いの社会学に向けて;夢追いの戦後史―若者はいかなる将来の夢を抱いてきたのか)
2 夢を追い始める(来歴と条件―夢追いの選択に踏み切る;フリーターか正社員か―夢追いに伴う働き方の選択)
3 夢を追い続ける(夢の中身と語り方―夢を変えて追い続ける;夢の調整と破綻―集団で夢を追う方法;批判と抵抗―ライブハウス共同体の機制と陥穽)
4 夢を諦める(挫折か納得か―夢を諦める二つの契機;夢追いバンドマンのライフヒストリー―選択・維持・断念のつながり;夢追いからみる現代社会)

著者等紹介

野村駿[ノムラハジメ]
1992年岐阜県飛騨市生まれ。名古屋大学大学院教育発達科学研究科博士課程満期退学。博士(教育学)。秋田大学大学院理工学研究科附属クロスオーバー教育創成センター助教を経て、同大学教職課程・キャリア支援センター助教。専門は教育社会学、労働社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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shikashika555

38
せつない。 「いちばん若くて何でもできる時にやりたいことを好きなだけやる方がいいんじゃないか」 しかしいちばん若くて何でもできる時にこそ安定した生活の基礎が築きやすいのだ。 ライブハウス中心の繋がりの他にも なにかどこかで繋がりをもてる人や集団があれば、中年以降健康問題を抱える年齢になっても そこそこ生きていきやすいのだけれど、と思えた。2024/03/03

今庄和恵@マチカドホケン室コネクトロン

19
バンドマンとして生きることは夢を追うことである、という定義のもと、夢とは何か、なぜバンドマンなのかというケーススタディ。夢と生きるということは、夢以外のものを切り捨てる必要がある。それが結婚と正社員ってのが限定されすぎと感じなくもなかったが、読んでて将棋の奨励会のことが思われた。将棋の道も歩み続けるには、将棋以外のかなりのものを切り捨てなくてはならないだろう。「けいおん!」という漫画が人気だが、まさに軽音楽部がバンドマンを育むための土壌となっていることが驚きだった。学校というレールに乗ったからこそバンド→2024/10/14

くさてる

16
「若者の夢追い」をテーマにした博士論文を基にした本。ライブハウスやバンド文化になじみがある人にはとても面白いはず。元が論文なので難解な箇所もあるけれど、興味深い内容でした。結論と今後の課題も納得。やっぱり学問っていいなと思いました。現場にぶつかってアプローチする調査で得たデータ、過去の類似研究との比較、そして考察。身近な文化や生活をテーマにしながら、なにかを導きだしてくれる。こういうかたちでなにかが「残る」。わたしはそういう仕事を知るのが好きです。2024/07/10

チェアー

7
生き方には「望ましい」とされるルールとルートが決められていて、そこから外れることは認められているにしても、リスクは自分で負えという世界が広がっている。だからバンドマンたちは失敗する前に引き返していく。「望ましい」生き方は生産に寄与するからだ。それゆえ、ルートから外れた人たちは社会を根底から変える可能性を秘めているのだと思う。 2024/04/09

アルノ

6
元々は社会学の論文だったものを加筆修正したものであるため、学術的な文章で読むのに最初は少し苦労したが面白かった。結婚や子供を産むといった標準的ライフコースを選択しない人世間では増える一方で、バンドマンという不安定なライフコースをやめて標準的ライフコースを選択しようとする葛藤についても知ることができた。この取材を受けたバンドマンたちの中でどれぐらいの人が音楽で売れて夢を掴むことができたのか気になった。取材は2016.4〜2020.2に行われているが、取材を受けたバンドマンたちは今どうしているのだろう?2024/06/25

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