メディアの「罪と罰」―新たなエコシステムをめざして

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メディアの「罪と罰」―新たなエコシステムをめざして

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  • サイズ 46判/ページ数 280p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000249591
  • NDC分類 070.2
  • Cコード C0036

出版社内容情報

権力への忖度と偽りの客観報道ばかりが横行し、アテンションエコノミーによる扇動が跋扈するなかで、メディアへの信頼は失われていった。何がこの現状をもたらしたのか。政治権力と巨大プラットフォームに取り込まれないメディアはあり得るのか。どん底から這い上がって信頼を取り戻すには何が必要か。厳しく問い直す。

内容説明

権力への忖度と偽りの客観報道ばかりが横行しアテンション・エコノミーによる扇動が跋扈するなかで、メディアへの信頼は失われていった。何がこの現状をもたらしたのか。政治権力と巨大プラットフォーマーに取り込まれないメディアはあり得るのか。どん底から這い上がって信頼を取り戻すには何が必要か。上っ面だけのメディア批判を超えた、再生のための提言がここにある。

目次

第1章 「メディアの報道は何かおかしい」と思っているあなたへ
第2章 朝日新聞の最暗部にメスを入れる―「空前絶後」の編集局長、その早すぎる死
第3章 安倍政権下で起きたこと―変容する社会とメディア
第4章 「責任」をめぐる政治家の無責任な言動を追認するメディア
第5章 GAFAをめぐる闘い―欧米と日本の落差はなぜ
第6章 「勝ち組」ニューヨーク・タイムズの挑戦
第7章 第三者機関がメディアを「審査・評価」する
第8章 デジタル時代のメディアの説明責任と「取材過程の可視化」
第9章 未来の「メディアエコシステム」を構想する
補論 荒野に叫ぶ預言者、成長主義に依存しない未来像―見田宗介が語るジャーナリズムとは

著者等紹介

松本一弥[マツモトカズヤ]
ジャーナリスト。1959年生まれ。早稲田大学法学部卒。朝日新聞入社後は調査報道記者として経済事件やオウム真理教事件などを担当。その後月刊『Journalism』編集長、『論座』編集長、夕刊企画編集長を歴任。この間、早稲田大学政治経済学部や慶應義塾大学法学部でメディア論や取材論を教えた。退社後は慶應義塾大学Global Research Institute客員所員を経て現職。総括デスクを務めたプロジェクト「新聞と戦争」では取材班とともに石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞、JCJ(日本ジャーナリスト会議)大賞、新聞労連ジャーナリズム大賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

田中峰和

7
朝日新聞の記者として活躍した著者による本書は、メディアとして何度か迎えた危機を振り返る。教科書問題と吉田証言問題、2つのスキャンダルは社長辞任にまで発展した。作家としても活躍した外岡秀俊は編集局長として内部革新に着手したが、改善されないまま退職していった。その後の安倍長期政権の問題点にも触れる。安倍一強の時代、メディアは抑え込まれ、彼の暗殺後、様々な問題が噴出してきたが、メディアの功績などほとんどない。一家離散に追い込まれた信者の親族の恨みが、安倍派の裏金問題まで暴露させたのだと思えてくる。2024/04/02

お抹茶

1
元朝日新聞記者による警鐘。客観的な報道を装い,権力者の思惑や言い分を垂れ流すことは,真相に迫るというメディア本来の仕事にメディア自身がブレーキをかけて国民の知る権利に応えるのを怠る罪深い行為。真実を公正敏速に報道するのが公共メディア。発表ジャーナリズムへの不満や怒りを感じる人々に対し,メディアの危機感はない。ニューヨークタイムズは「NYTを読まなければ何か大切なものを読み損ねてしまうと考えてもらうような独自報道」を目指す。外岡編集局長時代は,忖度する必要がなく本来のジャーナリズム活動ができた日々だと述懐。2024/04/12

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