身近な薬物のはなし―タバコ・カフェイン・酒・くすり

個数:
電子版価格
¥2,640
  • 電子版あり

身近な薬物のはなし―タバコ・カフェイン・酒・くすり

  • ウェブストアに13冊在庫がございます。(2025年07月16日 02時19分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 278p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000249003
  • NDC分類 499
  • Cコード C0047

出版社内容情報

酒、お茶にコーヒー、煙草、処方薬や市販薬……私たちはアルコールをはじめ、様々な「薬物」とともに生きている。なぜ人は薬物を求めるのか。乱用に至る人々の背後にある苦しみや生きづらさとは。精神科医で依存症研究の第一人者が、身近にある薬物の歴史や私たちの暮らしとの関わりを語る。好評ウェブ連載、待望の書籍化!

内容説明

わたしたちは薬物とともに生きている。アルコールやカフェインといった身近な薬物=精神活動に影響を与える化学物質と、人はどう付き合ってきたのか。依存症や乱用の背景にある人々の苦しみとは。身近にある薬物との付き合い方を、依存症研究の第一人者と考える。

目次

第1章 本当に有害な薬物とは?
第2章 アルコール(1)ストロング系チューハイというモンスタードリンク
第3章 アルコール(2)人類とアルコールとの戦い
第4章 アルコール(3)人間はなぜ酒を飲むのか?
第5章 カフェイン(1)毒にして養生薬、そして媚薬
第6章 カフェイン(2)人類とカフェインの歴史
第7章 市販薬 セルフメディケーションは国民の健康を増進したか?
第8章 処方薬 医療へのアクセス向上が作り出す依存症
第9章 タバコ(1)二大陸をつないだ異教徒の神器
第10章 タバコ(2)社会を分断するドープ・スティック
第11章 「よい薬物」と「悪い薬物」は何が違うのか?

著者等紹介

松本俊彦[マツモトトシヒコ]
精神科医。国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所 薬物依存研究部 部長。1993年佐賀医科大学卒。横浜市立大学医学部附属病院精神科、国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所 司法精神医学研究部、同研究所 自殺予防総合対策センターなどを経て、2015年より現職。2017年より国立精神・神経医療研究センター病院 薬物依存症センター センター長。第7回日本アルコール・アディクション医学会柳田知司賞受賞、日本アルコール・アディクション医学会理事。著書に『誰がために医師はいる』(第70回日本エッセイスト・クラブ賞、みすず書房2021)他多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

108
どれも合法なのでなんともいえないし、私自身もタバコは毎日40本、お酒は缶チューハイ、ウイスキーと毎日飲んでいた。結局体を壊してどちらもやめた。今飲んでいる人や吸っている人が悪いとも思わないし何度も意識をなくしたこともあるし二日酔いで休んだこと数知れず。ただ日本の中では24時間どこでも買えるし、お酒に関しては外でも飲める。道端や駅で倒れている女性もいる、この本はそういった薬物の弊害を書いた本。大人にはもう遅いけど、これから大人になる子供たちには薬物の怖さを重々知ってほしい。どうすれば良いのかな?2025/05/11

アキ

90
タバコ、コーヒー、アルコールは、共に社会に深く浸透している薬物である。アヘン、コカイン、大麻も依存性を引き起こすことでは同様なのに、なぜ規制されているのか?薬物依存が専門の精神科である著者は、現在もベビースモーカーである。それだけにタバコに関する歴史的な経緯と考察には並々ならぬ熱情を感じる。著者の結論は、3点。薬物の違法・合法は政治的に決定される、よい薬物も悪い薬物もなく、あるのはよい使い方と悪い使い方だけ、そして悪い使い方をする人は何か困りごとを抱えている。薬物問題の本質は人間と社会の側にあるのです。2025/06/27

ケイトKATE

24
長年に渡って、薬物依存症の治療に携わってきた精神科医松本俊彦は、アルコール、カフェイン、タバコがビッグスリーとして人類に最も健康被害をもたらしていると断言している。なのに、規制(特にアルコール)がされないのは、人間社会における愛好者が多いからであった。本書では、薬物と人類の関わりについて歴史から紐解いおり、薬物の使用が歴史を変えてきたことは新たな発見であった。薬物について、松本俊彦は「よい薬物」も「悪い薬物」もない、「よい使い方」と「悪い使い方」があるだけと結論付けているが、大いに納得できる。2025/06/20

coldsurgeon

11
薬物依存症治療を専門とする精神科医による、処方箋を発行する権限を有する医師が読むべき書。アルコール、カフェイン、たばこという依存しやすい薬剤のビッグスリーを中心に、興味深い孫説が展開される。薬物の違法/合法は、医学的にではなく、政治的に決定される。「よい薬物」も「悪い薬物」もなく、あるのは「よい使い方」と「悪い使い方」だけ、ということ。「悪い使い方」をする人は何か別の困りごとを抱えている。LSDやMDMAという幻覚薬が依存症や難治性うつ病、PTSDに有効である、とか、大麻由来成分が難治性転換に有効とか、2025/05/29

Melody_Nelson

10
単に医療系の話だけでなく、薬物を軸にした歴史も語られていて新鮮だった。主な内容としては、中毒性をもつ「アルコール、カフェイン、ニコチン」&市販薬について。ストロング系チューハイは飲みやすいのでアル中になりやすいというのは納得。あと、手軽に買える市販薬からの健康被害(ODなど)も怖い。タバコ(ニコチン)も中毒性はあるけれど、「正気を失う」ということはほぼないであろう点で、やや異なる印象。合法/違法性など「政治的に決定される」というのは、酒造メーカーも製薬会社も力を持ってるからなのでしょうか…。2025/04/21

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22519251
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品