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出版社内容情報
男中心社会で一歩もひかずに生きる女性記者が、最良のパートナーを失って直面した「夫のいない女」という立場。喪失感情の大波とさまざまな理不尽を振り切り、機嫌よく生きぬく知恵を再発見してゆく日々の奮闘の記録。
内容説明
突然「ミボージン」になってしまった!男中心社会で一歩もひかずに生きてきた女性記者が、世界と闘う最良の同伴者を失って直面した「夫のいない女」という立場。おそいかかる喪失感情の大波、さまざまな思い出、見えていなかった身近な人の悲しみとやさしさ―それらを手に、ミボージンを取り巻く「理不尽」を振り払い、機嫌よく生きぬく知恵を再発見しながら、その先へと泳ぎだす日々の記録。
目次
それは、突然やってきた。
「いいもの」の始まり
包囲網
家庭内再婚
悼みの言葉
焼け太ってみせる!
夫の孤独
世界の再建
二代目の効用
再婚の困難
ひとり親格差
癒しカレンダー
区切りのつけ方
喪失というきずな
ミボージン力
著者等紹介
竹信三恵子[タケノブミエコ]
1953年生れ。76年朝日新聞入社。経済部記者、シンガポール特派員、学芸部次長、総合研究センター主任研究員などを経て、現在、編集委員兼論説委員。著書に『ルポ 雇用劣化不況』(2009年、岩波新書。日本労働ペンクラブ賞)などがある。また、『女性を活用する国、しない国』(2010年、岩波ブックレット)で2009年、貧困ジャーナリズム大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スゲ子
9
すぐ横にいて「今日こんな事があった」と話せる人がいなくなった喪失感。「その人がいない世界」を再構築しなければならないしんどさ。そしてもう回復したのかと周囲に思われることへの不安…確かに「何かの被害者(もしくは弱者)」とかでも「世間が望む被害者像」じゃないと同情が容易く批判に変わってしまう、というのはよくあるよなぁ、と思いました。あと映画、小説、漫画から縦横無尽に引用してるのが面白かったです。アガサクリスティの小説は未亡人がよく登場する!萩尾望都の『ばらの花びん』が4コマだけの引用なのにすでに面白い!2017/11/11
kiho
7
突然、夫を亡くしたことでミボージンという立場に置かれた経験を、新聞記者としての自己取材的タッチで記している☆大きな喪失感を抱えながら、世間からの「ミボージン」という視線にどう向き合っていったのか…哀しみを乗り越えたという自叙伝ではなく、社会との接点を通して著者が実感したことがぐっと響いてきた。2013/12/09
Apollo
4
実績ある新聞記者さんだけあって、夫の死後数年間の自分の足跡を丁寧に描きつつ、夫への愛情と死別の辛さがひしひしと伝わってくる。大切な人の死は、別に乗り越えたりしなくてもいいんだね。悲しみを抱え続けても、楽しみを見出しながら生きていけるようになるのだね。私が夫と死別するのはまだちょっと先の将来だろうけど、ためになる予習ができました。そして、ミボージンに関する記述に、クリスティーはじめ小説のセリフが幾つも引用されていて、たくさん読書されている方なんだなあと想像できて、それも楽しかった。2015/08/27
なかなこ
3
自己啓発本的な感じではありませんが面白く読めました。やっぱりお互いに手に職つけておくことって大切ですね。ご主人の「会社の養分をちゅうちゅう吸う」という表現に脱帽。ゆるーいイラストにも癒され、涙を誘います。2014/09/19
tu-ta
2
どっちかといえば竹信悦夫さんへの興味で読みたくなった本。生きていたら、どんな仕事をしていたのかなぁ?2015/06/28
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