出版社内容情報
自民から民主へ、劇的な主役交代が実現し、新政権のゆくえが注目されている。だが、短期的、表層的な動向だけに目を奪われてはなるまい。いま、日本政治の仕組みをどう見直し、どのように変えるべきか。「政治主導」とは、「友愛」とは何なのか。そして、政党とは、デモクラシーとはー。根本的な問いに、気鋭の政治学者らが答える。
内容説明
自民から民主へ、劇的な主役交代が実現し、新政権の様々な政策や方針が注目されている。だが、かつてない転換期にあって、我々は今、日々のめまぐるしい動きを追うだけでなく、構造的な課題にも目を向けるべきであろう。日本の政治の仕組みそのものをどう見直し、どのように変えるべきか。「政治主導」とは、「対等な日米関係」とは何なのか。そして、現代において政党とは、デモクラシーとは―。現実的かつ根本的な問いに、気鋭の政治学者らが答える。
目次
1 政権交代の意義(日本政治史のなかの政権交代;一党優位体制の崩壊)
2 政権運営の課題(民主党政権のガバナンス―政党と国会の新たな活動モデル;「政策決定の一元化」を超えて―新しい政党政治の確立のために)
3 政策実現への道程(生活第一の内需主導へ;分権・自治をどう進めるか;脱冷戦の外交戦略)
4 民主政治の展望(「友愛」は新しい政治理念となるか;代表性競争の時代へ―あらたな多数派像の構築を;二大政党制は定着するのか)
著者等紹介
山口二郎[ヤマグチジロウ]
1958年生まれ。東京大学法学部卒。北海道大学大学院法学研究科教授(行政学、政治学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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壱萬参仟縁
ことぶき あきら
かじやん0514