MUSICS

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  • サイズ A5判/ページ数 228p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784000248549
  • NDC分類 760.4
  • Cコード C0073

内容説明

ひとつの響きから未知のアンサンブルへ。ジャズ、ノイズ、うた、映画音楽―多様な場で音楽を発動する大友良英の話し言葉と書き言葉による複数の思考。32人のミュージシャンへのアンケート、細馬宏通との語り下ろし対談も収録。

目次

intro ジャズなんて古臭いと思っていたのに
第1章 ノイズ
第2章 聴取
第3章 映画
第4章 音響
jam アンケート・ミュージシャンはステージで何を聴いているのか
第5章 ジャズ
第6章 うた
第7章 空間
bonus track1 対談・音楽はいかにして終わるか―アンサンブルの彼方に(細馬宏通+大友良英)
bonus track2 戦争と日常と

著者等紹介

大友良英[オオトモヨシヒデ]
1959年、神奈川県生まれ。ギタリスト、ターンテーブル奏者、作曲家。ジャズ、即興演奏、ノイズ、ロック等、数々の現場を経験した後、90年にGROUND‐ZEROを結成。即興演奏家として世界各地で演奏をする一方、映画音楽家としても数十本の作品に関わる。参加したアルバムは300枚以上。リーダーアルバムもすでに数十枚に。プロデューサーとしてはカヒミ・カリィ、浜田真理子等の作品を制作。近年は自身のオーケストラONJOでの活動のほか、サウンドインスタレーションなどの作品も多い。知的障害のある子供たちとの音楽活動や、東京藝術大学等での特別講義も行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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nbhd

5
「とっても」とか、「非常に」とか、行儀の良い表現ではまだ足りない…マジで震えた。きわめて実践的(フリージャズ!)でありながら、大友さんの音楽論は思想の領域にジリジリと食い込んでいる。特に「ノイズ論」。ともすると排除されがちな世にある雑音、しかしそこにこそ音の音たる豊かさがあるわけだ。音楽には失礼になるかもしれないが、こういった考え方を人権とか存在論そのものに応用できないものかしら、などと考えた。2014/01/17

Satoru Moriaki

2
自伝的内容でありながら、同時に音楽をラディカルに捉えた哲学でもあり、一言で形容するなら「MUSICS」というのが最適な表現なんだろうなぁ。著者の音に向き合う真摯な姿勢に読んでいるコチラまで背筋が伸びる印象。2013/06/02

かみのけモツレク

0
演奏してる時何を聞いているかのインタビューがありがたい2016/05/03

ミテイナリコ

0
音を聴くって何なんだろうか。 何をもって音楽というのだろうか。2016/01/31

hiropon093

0
抽象的なもの、感覚的なものこそ語られる言葉が貴重であり大切なものであると思います。そしてその言葉は充分に選ばれた言葉であるべきだと思います。それらがこの本であると思います。繰り返しこの本を読むんだろうなと思います。2012/07/15

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