出版社内容情報
美術評論家や詩人としても活動する美学者が自己の現代芸術論を語り、それを作品にそくして敷衍した論文集。
内容説明
現代における美への問いかけは、「モダン」「ポストモダン」を経て、いまや自然を友とする「風雅モダン」というありように深まり、現代日本の芸術的感性は、風雅モダンの延長線上にある「まぶさび」という言葉で語られるものとなっている。美術評論家や詩人としても活動する美学者が自己の現代芸術論を語り、それを作品に即して敷衍して論集。
目次
第1部 まず美にたずねよ―風雅モダンへ(芸術の生成をめぐって;旅物語と風雅モダン―芭蕉とともに)
第2部 未来派系(機械の美学;足穂と未来思想)
第3部 軟体構築系(衣服内存在―こもる・なる・つく;「かわいい」の構造;絵になる)
第4部 まぶさび系(風雅モダンの条件―「きれいさび」から「まぶさび」まで;まぶさび系感性論;奥の細道まぶさびヴァージョン―三・一一後に風雅を考える)
著者等紹介
篠原資明[シノハラモトアキ]
1950年香川県に生まれる。1980年京都大学大学院文学研究科(美学美術史学専攻)修了。京都大学文学部助手、大阪芸術大学助教授、東京芸術大学専任講師などを経て、京都大学大学院人間・環境学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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