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内容説明
校長権限の飛躍的強化、人事考課、強制的異動などで学校現場の自由を奪い、仕上げは「日の丸・君が代」の職務命令による強制―。石原都知事・横山教育長の強力コンビのもと、都立高校を主な標的に進行中の「教育改革」の実態とは何か。その行き着く先は、精神の地盤沈下ではないのか?「ノー」の声を挙げ、闘い始めた教師・保護者・生徒たちのナマの証言から構成する迫真のルポ。
目次
序章 七〇年代、「日の丸・君が代」強制はすでに始まっていた
第1章 「日の丸・君が代」問答無用の強制
第2章 教師が自由を奪われていく
第3章 生徒たちのなかに芽生える「不定愁訴」「倦怠感」「すさみ」
第4章 中学にAクラスの超大型台風がやって来た
第5章 「ノー」と言える市民たち―教師、保護者は闘う。そして、生徒自身も
第6章 「石原さんは、クレージー」―ジャーナリズムからの視線
著者等紹介
村上義雄[ムラカミヨシオ]
1934年、東京生まれ。フリー・ジャーナリスト。元朝日新聞編集委員。NHK記者を経て朝日新聞記者となり、社会部、『朝日ジャーナル』、『週刊朝日』などに在籍、人物ルポや、「子どもと教育」「戦争と平和」などをテーマに取材・執筆活動を続けた
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。