出版社内容情報
司法制度改革審議会の最終意見書から20年。法曹人口増、法科大学院、裁判員制度など矢継ぎ早に行われた平成期の司法改革が、いずれもうまく行かなかったのはなぜか。実定法学、基礎法学、政治学等、多彩な分野の研究者やジャーナリスト、実務家が結集。「失敗の原因」を探り、それを踏まえて新たな改革提言を行う。
内容説明
司法制度改革審議会の最終意見書から20年、平成期の司法制度改革は、どのように始まり、何をめざしていたのか、法曹人口増、法科大学院、裁判員制度などの諸改革が、うまく行かなかったのはなぜか。実定法学、基礎法学、政治学等、多彩な分野の研究者やジャーナリスト、実務家が結集。「失敗の原因」を探り、それを踏まえて新たな改革提言を行う。
目次
第1部 司法改革とは何か(司法制度改革の源流を考える―関係者の取材から;平成の司法改革をもたらしたもの―司法制度改革審議会前後の経過と社会を視野に入れて)
第2部 司法制度改革の総論的検討(制度改革の理論とは何か―審議会に欠けていた改革の理論;司法制度改革と憲法学 ほか)
第3部 改革は何を達成し、何を実現しなかったか(弁護士の収入減と裁判所事件数の低迷について―見落とされている観点から;原発事故賠償に見る民事司法制度 ほか)
第4部 令和の司法制度改革のために(「人」に頼るより「制度」の改革;提言「令和司法改革のために」)