政治経済の生態学―スウェーデン・日本・米国の進化と適応

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  • サイズ 46判/ページ数 304p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000247245
  • NDC分類 332.389
  • Cコード C0033

出版社内容情報

グローバル・スタンダードなど、幻想に過ぎない――スウェーデン、日本、米国の各国に内在する問題を、進化と適応の観点から解き明かしたユニークな政治経済学書。

内容説明

国際経済競争、人口動態変化といった圧力に対し、各国はどう適応したのか。国家システムが抱える問題を、社会政治的・制度的進化から解き明かす。

目次

第1章 進化と適応の物語―国家の多様性
第2章 スウェーデン―マルハナバチの進化(普遍的福祉国家;スウェーデン・システムの進化;世紀末の難題)
第3章 日本―新旧遺伝子の交配種(日本システムの概要―「日本株式会社」;日本システムの進化;新世紀の難題)
第4章 米国―特異な進化を遂げた「強い国、弱い国家」(米国の「隠れた」福祉国家;米国システムの進化;世紀末に立ちふさがる難題)
第5章 「それでも地球は動く」

著者等紹介

スタインモ,スヴェン[スタインモ,スヴェン] [Steinmo,Sven]
1953年ミネソタ生まれ。カリフォルニア大学バークレー校にて政治学、公衆衛生学修士、政治学博士取得。コロラド大学ボルダー校にて教授を務めるほか、欧州大学院大学公共政策・政治経済学部講座教授など、各国の大学にて勤務。主著Taxation and Democracyでアメリカ政治学会のガブリエル・アーモンド賞を受賞。『政治経済の生態学―スウェーデン・日本・米国の進化と適応』は2011年、欧州進化政治経済学会よりグンナー・ミュルダール賞を授与された

山崎由希子[ヤマザキユキコ]
トロント大学政治学部修士。東京大学社会科学研究所助教・特任研究員を経て、現在は公益財団法人生協総合研究所研究員。専門は政治学(税財政政策、国際政治経済、医療政策)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

32
本書の歴史的比較分析では、スウェーデン、日本、米国の各システムが長い間にいかに進化を遂げたかを検討し、「進化学的物語(叙述)」とでも呼ぶべきものを組み立てる(ⅺ頁)。本書は、三つの国それぞれの物語をつづっている。21C初頭に直面した圧力に、どのように、どのような理由で反応あるいは対処したのか、なぜそれらの国は極めて異なる反応をしたのかを探る(4頁)。歴史的変化は、重要な、長期にわたる進化に関わる帰結をもたらすのである(17頁)。重要なポイントであるが、進化と、進化学的物語は目的論ではない(傍点、23頁)。2018/04/01

Mc6ρ助

8
スエーデン、日本、アメリカの政治、経済の比較で、日本の問題点が浮きぼりに。正社員の旦那が会社で働き、(社会)福祉を会社と専業主婦が担う高度成長時代のシステムが、非正規社員の増加、世帯収入の伸び悩みなどで、主婦の負担の増大や少子化を招き、高齢化も加速させる。 『しかし、日本の公的な権力への強い不信感と巨大な財政赤字という条件からすると、この国がいっそうの個人の自由と経済的柔軟性を提供しつつ、社会的責任を保つシステムへの移行に寄与する公的社会福祉制度をどのようにしてまかなうのか、想像し難い。(p245)』2018/03/02

takeshi3017

4
スウェーデン・日本・米国の税制と経済を比較・検証する。最初はしんどかったけど日本編以降はスラスラ読めた。詳細→http://takeshi3017.chu.jp/file7/naiyou25301.html2018/03/27

izumone

3
この社会の居心地の悪さの正体(というと少し大げさだけど)が,なんとなくわかるような気がする。制度の「不自然さ」なのだろう。この150年間で「無理やり」作られてきた様子がわかる。日本は極端な「非」福祉国家。公的に負担するはずの福祉を企業(中小自営業者も含む)や家族に押し付けてきた。自民党の政治家には再選したいという動機以外に,共通の「この国をこうしたい」という理念はない,という指摘が耳に痛い。政治が公平だと信じられれば,国民は高い税金も負担するし社会に満足を感じるという,スウェーデンの実例が興味深い。2018/01/12

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