内容説明
岩手県陸前高田市の三つの中学校を舞台に、震災後の学校再開前後から現在までを、生徒とのかかわりをめぐる教師たちの試行錯誤、学校統廃合問題、地域との関係など、多様な視点から描きだす。「被災地外」の学校の日常をも問い直す、継続的フィールドワークの貴重な成果。
目次
第1章 地域と学校の状況
第2章 学校再開のプロセス
第3章 被災学校における「非日常」と「日常」
第4章 「被災を生きる」教育活動
第5章 被災地の学校教育の現在を捉え直す
第6章 被災学校の「その後」をつくる―B中学校、最後の一年間の参与観察から見えてきたこと
第7章 被災から学校統合へ
第8章 地域にとっての学校統合
第9章 被災・支援・調査―「外部」の意味
著者等紹介
清水睦美[シミズムツミ]
日本女子大学人間社会学部教授。学校臨床学、教育社会学
堀健志[ホリタケシ]
上越教育大学大学院学校教育研究科准教授。教育社会学
松田洋介[マツダヨウスケ]
金沢大学人間社会学域学校教育学類准教授。教育社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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