文学校―精神科医の質問による文章読本

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  • サイズ B6判/ページ数 178p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000246248
  • NDC分類 816
  • Cコード C0095

出版社内容情報

ココロのプロならではの質問が,ベストセラー作家の無意識に潜む執筆論理をスリリングに解き明かしていく! 赤瀬川原平の著作をテキストに,文体,比喩から,言いえぬものの表現法まで,対話で迫る文章術の秘密.

目次

気合いの素人力(はぐらかして居直る;快感第一 ほか)
楕円の文章術(犬の散歩の名文;二つの焦点 ほか)
実実皮膜という虚構(エッセイ?小説?;隠されたドラマ性 ほか)
描くように書く(来た球を打つ力業;ざらざらの快さ ほか)

著者等紹介

赤瀬川原平[アカセガワゲンペイ]
1937年、横浜生まれ。武蔵野美術学校油絵科中退。前衛芸術家、千円札事件被告、イラストレーター、美学校講師などを経て、79年に尾辻克彦の名で書いた「肌ざわり」で中央公論新人賞を、81年に「父が消えた」で第84回芥川賞を受賞。その後も、トマソン、宮武外骨、3D写真などを世に広く紹介するとともに、路上観察学会会員、日本美術応援団団員、ライカ同盟員、中古カメラウィルス感染者として、老人力を発揮し、優柔不断術を駆使し、多数の著書を生み出している

大平健[オオヒラケン]
1949年、鹿児島生まれ。幼少期をピッツバーグで過ごした帰国子女のはしり。東大医学部を卒業後しばらくしてペルー・リマに1年間滞在し、貧民街で診療かたがた見聞を広める。帰国後は聖路加国際病院に勤務。患者の姿から現代日本社会を垣間見た『豊かさの精神病理』『やさしさの精神病理』は、いずれもベストセラーに
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

xtc1961ymo

5
偶然ブックオフで100円で拾いました。赤瀬川さん岩波からこんなの出してたのね。対談による文章読本であの不思議な文体がどのように生まれるかを精神科医の大平さんが尋問して行きます。テキストは「老いてはカメラにしたがえ」「千利休」「ゼロ発信」「日本美術観察隊」の4冊。面白過ぎる永久保存物。2014/11/28

nranjen

1
文章読本を何か借りようとしていたところでヒットした本。赤瀬川源平面白い。他の名前で文学賞をとっていたことを初めて知る。 2018/12/02

miracolo

0
タイトルに期待して読んでみたけど、精神科医大平健の文はつまらなかった。 赤瀬川源平の「相談をすると、どんどん平均化してつまらなくなる、自分一人の頭で考えるのは、平均値を逃れる為の制約」は至言。2014/04/23

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