出版社内容情報
ティモシー・モートン[ティモシー・モートン]
著・文・その他
篠原 雅武[シノハラ マサタケ]
翻訳
内容説明
地球環境の危機的状況が明らかになりつつあるなか、われわれは人間中心主義を脱ぎ捨て、あらゆる人間ならざるものとの共生を目指すべきである―独自の存在論哲学によって注目を集める思想家が、マルクスを大胆に読み変え、新たな時代のエコロジー概念を構築する。
目次
序章 共有のもの
第1章 生
第2章 亡霊たち
第3章 沈越
第4章 種
第5章 類的・親切であること
著者等紹介
モートン,ティモシー[モートン,ティモシー] [Morton,Timothy]
1968年ロンドン生まれ。オクスフォード大学マグダレン・カレッジにて博士号を取得。現在、米ライス大学教授
篠原雅武[シノハラマサタケ]
1975年神奈川県生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。博士(人間・環境学)。専攻は哲学、環境人文学。現在、京都大学大学院総合生存学館(思修館)特定准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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三日月の予定
2
最初は、翻訳の問題かと思てたが、読み進むと、この読みにくさはやはり違うかも エクスキューズが多すぎる 回りくどい表現や比喩もあり、とにかくうんざり 主張は正しいだけに、勿体ない 本の分厚さ、半分でよかったよー2022/10/16
chiro
1
人新世の時代になって人類が生存し続けるに必要な連帯について説かれている著作。しかし、飽くまでも人間中心主義を疑わない勢力は相当数を占めており、著者のこうした主張についても故なく危機を煽るものという捉え方をする者に対してこうした主張がコンセンサスを醸成しうるための知恵について考えさせられる。2023/05/02