出版社内容情報
アフガンの平和と復興のためには何がなされるべきで、何がなされてはならないのか。パキスタンでの医療援助活動を開始して以来25年。いまアフガニスタンの平和と復興のために身命を賭して活動する中村医師が、聞き手を得て、戦争と地球環境の悪化がもたらす劣悪な生存条件をいかにして変えるべきか、自らの個人史的背景とともに、その熱い思いを語った貴重な発言録。
内容説明
オバマ大統領に送る平和へのメッセージ。戦乱と干ばつに苦しむアフガンの地で“命の水路”を切りひらく日本人医師の崇高な闘い。
目次
1 高山と虫に魅せられて(ペシャワールとの縁;二〇〇一年十月、衆議院 ほか)
2 アフガニスタン、命の水路(よみがえる大地;「時差」四時間半 ほか)
3 パシュトゥンの村々(復讐の掟;「戦争」の名分 ほか)
4 やすらぎと喜び(日々の楽しみ;生きものたち ほか)
著者等紹介
中村哲[ナカムラテツ]
1946年生まれ。医師。PMS(ペシャワール会医療サービス)総院長。1984年、パキスタン北西部の都市ペシャワールに赴任し、ハンセン病の治療やアフガン難民の診療に従事。近年は、ペシャワール会現地代表として、アフガニスタンにおける水路建設など復興事業の先頭に立つ。若月賞やマグサイサイ賞など受賞多数
澤地久枝[サワチヒサエ]
1930年生まれ。作家。編集者生活ののち、1972年、『妻たちの二・二六事件』を著して作家として出発。『火はわが胸中にあり』(日本ノンフィクション賞)、『記録ミッドウェー海戦』『滄海よ眠れ』(ともに菊池寛賞)など、著作多数。朝日賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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