出版社内容情報
あの『薔薇の名前』で世界の読書界の話題をさらった、イタリアの記号学者ウンベルト・エーコがふたたび中世を舞台にして放つ歴史フィクション。
時は十字軍たけなわの時代。主人公は、神聖ローマ皇帝フリードリッヒ・バルバロッサ(赤髭王)に気に入られて養子となった、貧しいイタリア農民の息子バウドリーノ。彼が夢と冒険を求め、中世ヨーロッパ世界を旅します。歴史と空間の狭間で繰り広げられるバウトリーノの波乱に満ちた大活躍を、エーコが物語作者の真骨頂を発揮して描きます。30数カ国語に翻訳され、世界で200万部以上のベストセラー小説“Baudolino”、遂に日本上陸。
<著者紹介>
ウンベルト・エーコ
1932年、イタリアのアレッサンドリア生まれ。
世界的な記号論哲学者にして、ヨーロッパを代表する知識人。
哲学的著作以外にも小説、評論など精力的に発表を続けている。
『バウドリーノ』は、『薔薇の名前』、『フーコーの振り子』『前日島』に
続く小説第4作。著作は他に『カントとカモノハシ』、『エーコの文学講義』
など。
<訳者紹介>
堤 康徳(つつみ やすのり)
1958年生まれ。イタリア文学研究者。
東京外国語大学大学院修士課程修了。慶応義塾大学講師。
訳書に、タブッキ『黒い天使』、ズヴェーヴォト『トリエステの謝肉祭』、
ルッツアルト『反ファシズムの危機』ほか多数。
内容説明
『薔薇の名前』で世界の読者を魅了したウンベルト・エーコが、ふたたび中世を舞台に放つ物語。神聖ローマ皇帝フリードリヒ・バルバロッサに気に入られて養子となった農民の子バウドリーノが語りだす数奇な生涯とは…。言語の才に恵まれ、語る嘘がことごとく真実となってしまうバウドリーノの、西洋と東洋をまたにかけた冒険が始まる。
著者等紹介
エーコ,ウンベルト[エーコ,ウンベルト][Eco,Umberto]
1932年、北イタリアのアレッサンドリアに生まれる。世界的な記号論学者にしてヨーロッパを代表する知識人。評論・創作に幅広く活躍する
堤康徳[ツツミヤスノリ]
1958年生まれ。イタリア文学研究者。東京外国語大学大学院修士課程修了。慶応義塾大学、上智大学講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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